今週は2度、岡山を往復した。もともと三連休を利用して帰省する予定だったところへ、偶然に仕事でも岡山への日帰り出張が重なったためだ。
まずは、水曜の岡山日帰り出張から・・・。
午後の打ち合わせだったが、昼前の飛行機だったため、岡山駅近くでランチを食べることにした。

寂れた駅前商店街を抜け、路地裏に突然行列を見つけた。
ここがお目当のラーメン屋「中華そば こびき」だ。

古いビル、普通のガラスサッシ、そして安っぽい看板。
ここが岡山有数の人気店とは思えない店構えだ。
しかも、行列の進み方が遅い。私が到着した時、8人が並んでいたが、店内に入るのに30分かかった。

店内は、カウンターのみで8席。
店を切り盛りするのは、ご主人ひとりだけだ。
店内に入っても、なかなか席が空かない。仕方なく、様子をうかがっていると、この店独特の仕組みがわかってきた。
私が店の中に入った際、カウンターの奥4席のお客さんが麺を食べていた。そして、手前の4人はスマホなどをいじって待っている。客の前には、食べ終わった丼が置かれている。
食べ終わったらさっさと席を譲り、丼はすぐに片付けられるのがラーメン店の常識だ。
しかし、この店では違う。
どうやら、店主は4杯ずつラーメンを作る。だから、奥4席と手前4席がセットになっていて、今は奥4席にラーメンを提供したところだったようだ。そして、奥の麺を出し終えると、店主はおもむろに手前4席の空いた丼を片付け、客が購入した食券を確認する。そして、ようやく手前4人のラーメン作りに取り掛かるというやり方なのだ。
これは、時間がかかるが、確かに合理的だ。ひとりで切り盛りするには、理にかなっているかもしれない。
そして奥の客が食べ終わって席を立つと、ようやく私も席に案内された。
しかし、席に座ってからも、私の前には食べ終わった丼が置かれたままだった。

そして、私の前にラーメンが置かれたのは、行列に並んでからおよそ1時間ほど経った時だった。
私が注文したのは、この店の看板メニュー「煮干しラーメン」(650円)。
私は並盛にしたが、大盛も同じ料金のようだ。

どろんとした煮干しベースのスープに、鶏と豚のレアチャーシュー。
白ネギと柚子がアクセントだ。

麺はもっちりしたたまご麺。
どうも残念ながら、全体的に私好みの味ではない。
このうら寂しい路地裏の行列に、期待が高まりすぎていたのかもしれない。
でも、このゆっくりペースのおかげで、待ち合わせの時間にぴったり時間を合わせることができた。
食べログ評価3.59、私の評価は3.10。