<吉祥寺グルメ>三鷹「カオマンガイバザール」の「パックブーンファイデーン」&「ソムタムタイ」 @タイ料理@各国料理

何だか、3月末に引っ越して以来、ブログの更新がすっかり疎かになってしまった。

身の回りがバタバタしていたこともあるが、サッカーのワールドカップやメジャーリーグ中継にかまけて、更新を努力をサボっているのも事実だ。

一方で世界を見回すと、この間、戦後平和を求める先人たちが時間をかけて積み重ねてきた世界秩序を、トランプさんが己の無知と横暴のままに破壊している。

日本国内でも、維新と組んだ高市政権の下、予想通り右旋回の政策変更が急ピッチで進行している。

私が望む世界からどんどん遠ざかっていく現状に落胆しつつも、一方でこれも有権者が選挙によって選んだ選択であり、民主主義を尊重する立場から言えば認めないわけにもいかないというジレンマがある。

そんなモヤモヤした気持ちが、ブログの更新を妨げている側面もあると言ったら、やはり言い訳だろうか?

そんな中、昨夜妻と一緒に訪れた三鷹駅近くにあるタイ料理店のことを書いておこうと思った。

引っ越し以来、外食の機会が減っていたのだが、そろそろ新しい店の開拓を始めてみようと気持ちもあり、二人で散歩の途中で偶然見つけたお店だ。

北口の三鷹通り沿いにある『カオマンガイバザール』というお店。

三鷹駅は若い頃から馴染みの駅ではあるが、駅前の通りからは少し離れているためか、この店の存在をこれまで私は知らなかった。

聞くと、今年で10周年になるという。

店内に入ると、茶色いタイルの床と緑の壁。

もう少し場末っぽいお店かと思っていたが、ちょっと異国情緒もあり、なかなか良い雰囲気である。

私たちが訪れたのは午後6時すぎ。

その時はまだ空席もあったが、次から次へとお客さんが入ってきて、ほとんどのテーブルがすぐに埋まってしまった。

どうやら三鷹界隈では結構な人気店らしい。

テーブルに置かれたメニューを開き、パラパラめくっていると、バンコク特派員時代によく食べた「パックブーンファイデーン」をはじめ、本場っぽい料理がいろいろ並んだいるのに気づく。

吉祥寺にも美味しいタイ料理店はいくつもあるが、やはり日本での定番料理が中心で、それに比べるとこの店はちょっとディープで、タイで暮らしたことのある者を喜ばせる何かがある。

たとえば、パンにエビのすり身を載せて焼いた『カノムパンナークン(エビトースト)』。

バンコクの行きつけの中華料理店で必ず注文していた一品だ。

まだ息子たちが幼かったため、辛くないこの料理は息子たちが好んで食べる数少ないチョイスだった。

『カオキャップクン(エビせん)』も同じく息子たちといつも食べていた思い出の味である。

メニューを見ているだけで、すっかりこの店のファンになりそうだ。

いろいろ迷った末、まず最初はタイの定番ビール『シンハー』(748円)から。

このところお酒もほとんど飲んでいなかったので、久しぶりのシンハーはとてつもなく美味しく感じる。

続いて運ばれてきたのは、妻の好物である生春巻き。

『ポピアソット(海老と豚バラの生春巻き)』、値段は968円だ。

タイの田舎の食堂で出てきそうな安っぽいお皿で提供されるのも、何となく本場っぽい。

生春巻きと言えば、タイというよりベトナムだが、妻はなぜか生春巻きに目がない。

続いて登場したのは、二人の懐かしの味『パックブーンファイデーン(空芯菜炒め)』(1078円)。

甘辛いタレもたっぷりかかっていて、もうそれだけで嬉しい気持ちになる。

空芯菜はタイではとてもポピュラーな野菜で、バンコク時代に飼っていたハムスターの餌としても重宝した。

そして一緒に運ばれてきたタイ米のご飯『カオホンマリ』(330円)。

そうそう、タイではなぜかライスはいつもこんなお椀型で登場する。

このタイ米にパックブーンの汁をたっぷりかけて、スプーンとフォークを使って口にかき込む。

これこれ。

懐かしい若き日のバンコク生活が蘇ってくるようだ。

そして最後に登場したのが、私が選んだ『ソムタムタイ(青パパイヤのスパイシーサラダ)』、1298円である。

いろいろ食べたい懐かしい味が並ぶ中で、やはり暑い日に食べたくなるのがこの辛いサラダだった。

辛いタイ料理の中でも一番辛い部類の激辛メニューだが、そこは日本人の口に合わせて適度な辛さで留めてある。

それでもソムタムを食べ終わる頃には口の中はヒリヒリ。

ビールも飲み干してしまったので、口直しを兼ねて『生マンゴージュース』(605円)を注文した。

甘酸っぱさが口の中の辛さを洗い流してくれる。

日本では高級フルーツとなったマンゴーだが、東南アジアでは一番安い部類の果物である。

道端の屋台でマンゴーを買って、大きなタネを避けてナイフで切り込みを入れ、ガブリ。

うだるような暑さの中で食べたマンゴーの味が、古い記憶の中から蘇ってきた。

引っ越しすると自ずと生活圏も変わるので、こうした新たな店との出会いもある。

他のタイ料理店と比較してとびきり美味しいというわけではなく、タイで暮らしたことのない普通の日本人にはどう感じるかはわからないけれど、この店は私の琴線に激しく触れるものがあった。

だから、久しくサボっていたブログを更新しようという気になったのだ。

メニューの中には、私を惹きつけてやまない料理がまだまだ待っている。

これからもきっと、またちょくちょくお世話になることになるだろう。

しばらく眠っていた好奇心に火がついて、これを契機に、新しいお店の開拓を再開してみようかなどと思っている次第である。

食べログ評価3.47、私の評価は3.70。

「かオマンガイバザール」
電話:0422-36-8620
営業時間:11:00 - 15:00 / 17:00 - 22:00
定休日:月曜
https://tarutarujapan.com/?p=1313

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