中野の有名な中華そば店「青葉」が今年、吉祥寺に店を出した。最近妻の頭痛が治まっているため、珍しくラーメンでもという話になり、「青葉」に行ってみることにする。
しかし、一歩外に出ると思ったより気温が高く、ラーメンを食べようという気力が萎えて来た。途中、韓国料理や中華料理の店などを覗くがイマイチで、目的地「青葉」も行列ができていた。
並んでまでラーメンを食べる気分でもないので、素通りしヨドバシカメラの裏に行ってみることにした。

今日は「吉祥寺祭り」の2日目。「ダイヤ街」の神輿が中央線のガード下を進んでいた。

「餃子やシュウマイでもいいね」と妻が口にしたところで、餃子の店が目の前に出現した。

「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」という店だ。ここは以前、そば屋だった気がする。
賑やかな店の構えに加え、肉汁餃子ライス680円という看板にも惹かれ、入ってみることにした。

「営餃中」という入り口のサインにあざとさを感じつつ中に入ると、予想外なことにほぼ満席の大繁盛だった。

店内は結構広く、2階もあるようだ。

壁には龍が描かれていて、こんな注意書きも・・・

ちょっと中国っぽい、素朴だが味のいい肉汁たっぷりの餃子をイメージさせる。

妻は「肉汁餃子ライス」(680円)、私は「元祖肉汁焼餃子」(450円)と生ビール(460円)を注文。ついでにおつまみに「チャンジャ」(360円)を頼んだ。
餃子とビールとチャンジャ。これは日曜のランチとしては悪くない。

壁にかかったメニューに「餃子アイス」というのがある。一体どんなものだろう。

まず生ビールが来て・・・

続いて餃子が来た。
「味がついてますので、何もつけずに食べてください」と店員が言う。
肉汁があふれるのを気をつけて一口食べる。予想通り、中国餃子のように皮は厚い。
しかし・・・肉汁があふれてこない。あれあれ・・・
まあ何と言うか、肉汁餃子を売りにしている店としては、肉汁も不十分だし美味くもない。これは残念な店である。
写真を撮る気も失せて、チャンジャや妻の餃子ライスを撮影するのも忘れた。餃子ライスにはご飯とスープ、漬物のほかに、なぜか温泉玉子が付いている。
買って来たものを器に出すだけのチャンジャは普通に美味しかったので、妻からライスを分けてもらいチャンジャを添えて食べた。これが一番美味しかった。
家に帰ってネットで調べると、調布からスタートしたチェーン店のようだ。派手な店の作りは元気そうで何よりだが、ランチのお店としては2度と行かないだろう。
食べログ評価3.02、私の評価は2.00。