東京メトロ南北線の西ヶ原駅。今日初めてこの駅で降りた。
旧古河庭園の中にある「大谷美術館」を訪れるのが目的だ。
ここで96歳の日本文学者ドナルド・キーンさんの写真展が開かれる。
雨に濡れて緑が鮮やかだ。都心にこんなに緑溢れる場所が残されているのか・・・。
1919年に古河虎之助男爵の邸宅として建てられた。来年築100年を迎える。
落ち着いた洋館はキーンさんのお気に入りの場所だという。
築100年の洋館で開かれる96歳文学者の写真展。
キーンさんも姿を見せ、記者たちの取材に答えていた。
せっかく初めて西ヶ原を訪れたので、この街でランチを食べることに・・・。
目についたのが「榎本ハンバーグ研究所」。西ヶ原では有名なお店らしい。
さすが人気店。店内はすぐに満席になった。
このお店、ハンバーグ研究所と名乗るだけあり、様々なハンバーグがある。
手頃なランチもあるのだが、目についたのは「西ヶ原名物 しるばーぐ」。
これは一体、何だ?
多くのテレビ番組で放送された人気メニューらしい。
迷わず「しるばーぐ」を注文すると、「初めて食べる方へ」と書かれた説明書を手渡された。
ハンバーグやご飯、具をスープに放り込んで食べるらしい。どんなスープなのだろう?
これが「しるばーぐ(小)」(1480円)だ。結構、高い。
小はハンバーグが150gだが、中は200gで1780円、大は150g×2枚で2380円だそうだ。
一つのお椀には、ごはんの上にハンバーグ。
さらに、メンマと味玉、ノリとネギとゴマ。
もう一つのお椀には、もやしとわけぎが入ったスープ。
このスープに、ハンバーグ、ごはん、メンマ、味玉を投入する。
食べてみると、スープの味は魚介の効いたつけ麺のタレだ。味は悪くない。
このスープとハンバーグ、別に合わないわけではない。ただ、別々に食べるのに比べて格段に美味しくなるというわけでもない。
アイデアメニューではあるが、個人的にはやはりつけ麺の方がいい。
ハンバーグ研究所と名乗るだけあり、ハンバーグ単独でも十分美味しい。
ハンバーグを割ると、中からお約束の肉汁がドバッと出た。
それでもあえて「しるばーぐ」を開発することで、テレビが取材に来る人気店になるのだ。
『 ハンバーグ好きに悪人はいません!
美味しいハンバーグは、人の心を豊かにしてくれます。
ハンバーグ愛は、世界を平和にします!』
「ハンバーグ研究家 榎本稔」おそらくこの店の店長さんの言葉なのだろう。何事も極めると、世界平和に繋がるのかもしれない。それなら結構なことだ。
食べログ評価3.32、私の評価は3.40。

