須藤公園の河童と亀と滝
岡倉天心記念公園を後にして、千駄木駅を越えて西へ進む。

千駄木から本郷へは上り坂になるが、その斜面を覆うように突然森が現れる。
「須藤公園」である。

公園に立てられた案内板には、こう書かれてあった。
『江戸時代、この地は、江戸の郊外にあたり、加賀金沢藩の支藩である大聖寺藩の下屋敷でした。
屋敷は、閑静で敷地も広く、後に弥生岡をひかえ、前には遠く東京湾を隔てて房総半島の山々が望まれるなどの景勝の地でした。
明治維新後、長州出身の政治家、品川弥二郎の邸宅となり、その後、明治22年、実業家の須藤吉右衛門に買い取られ、庭園は、須藤家屋敷の一部として、大名庭園の旧態を損なわないよう保存されました。』

昭和になって須藤家から東京市に寄贈され公園として今日に至ったようだ。
5月上旬で花の季節を終えた藤棚の下に入って、赤い須藤弁財天を眺める。

池のほとりに「命名 への河童」と彫られた標識を見つけた。
「何だ?」と思って、あたりをよく見ると・・・

池の真ん中に、小さな河童がいる。
誰が何の目的で置いたのか、ネットで調べてみたがよくわからなかった。

蓮の花が咲く季節だ。
不忍の池にもたくさんの蓮が咲いているだろうか?

池の向こう岸には、2匹の亀がのどかに日向ぼっこをしている。

須藤公園では、もともと東京に生えている植物を意図的に植栽しているという。
日向ぼっこしている亀は、「クサガメ」。
「和亀保護の会」という団体のサイトによれば、日本固有の亀は「ニホンイシガメ」であり、「クサガメ」は「扱いを慎重にする亀」に分類されている。
『クサガメは和亀保護の会が活動をはじめた2004年頃は在来種とされていましたが、現在は江戸時代以降に朝鮮半島や中国から持ち込まれた外来種の可能性が高いとされています。
ニホンイシガメとの交雑が問題視されており、当会では地域の方たち(ため池関係)と相談しながらイシガメとクサガメが出会わないよう移動するなどの対策を検討しています。』

そして須藤公園最大の売りは、こちらの滝だ。
高さは、10m。
2003年に公募で「須藤の滝」と命名された。

ただこの滝、水が流れるのは、午前10時から午後4時までだと、文京区のホームページに書いてある。
何とも都会的な滝なのだ。
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