昨日の東京都の新規感染者は107人。
今日も2日連続で100人を超えるようだ。
およそ2ヶ月ぶりの100人越えで、一時は緩みきっていたメディアのトーンも少し変わってきた。

お天気の方も、昨日の晴天が嘘のように朝からどんよりとしている。
ちょっと、冴えない金曜日。
朝のスロージョギングから帰り、行こうと思っていた「武蔵野ふるさと歴史館」のサイトを調べるとなんと金曜日は定休日だった。
仕方なく、今日は家にこもって夏の旅行のキャンセルなど、やり残している事務作業を粛々とこなす日にしようと決めた。

いつものようにアマゾンプライムミュージックを適当に流す。
今日、気になった一曲は・・・テイラー・スウィフトの「Soon You’ll Get Better」。
やさしい歌声に心が穏やかになっていく。
YouTubeからその曲を共有する。
この曲、ガンが見つかった彼女のお母さんに向けて作った曲だそうだ。
タイトルの「Soon You’ll Get Better」は、「すぐに良くなるから」とお母さんを励ます言葉だった。
夜が来るたびあなたのことを祈った
引用:探してたあの曲!
人は絶望的になると信心深くなる
だから今の私は神様に祈るわ
あなたに言ってあげたいの…
お母さんに言ってあげたい言葉が、「Soon You’ll Get Better」・・・すぐに良くなるからね。
世界中、人のやさしい気持ちは変わらない。
ありがたいことに、この曲の歌詞を和訳してくれた方がいらっしゃるので、もしご興味があればこちらをどうぞ。

そんな冴えない金曜日、朝のNHKニュースを見ていたら、気になるニュースが流れた。
コロナ騒ぎが日本中で盛り上がっていた頃、テレビに頻繁に登場してPCR検査の拡充などを訴えていた大谷医師に対して、「政府批判をするな」「反日的だ」と言って匿名の抗議電話が毎日かかってきていたという内容だった。
連日テレビ番組をはしごしていた大谷さんがある日突然画面から消えた。
その時は理由はあまり明らかにされていなかったが、「攻撃されたな」と私は感じていた。
事実、電話応対に当たっていた大谷医師の奥さんはストレスから帯状疱疹を発症したという。
大谷さんがテレビに出なくなったのは、私の予想通り、一部の政権支持者による嫌がらせが原因だった。
安倍政権はコロナ対応への批判が高まることに危機感を抱き、あるタイミングから政府に批判的な番組や出演者への攻撃を始めた。「安倍政権が」というのは必ずしも正確ではないかもしれないが、厚生労働省が特定番組の内容について反論し始め、その頃から安倍応援団による大谷医師への攻撃も始まったのだ。
医療関係者が医療現場の逼迫した状況を訴えることがなぜ政府批判なのか?
私も散々このブログで安倍政権のコロナ対策を批判した。
政権批判と個人攻撃はまったく次元が違う。政権の対応がおかしいと感じたら、誰でも声を挙げられるのが民主主義社会というものだ。
確かに言論に対する圧力は、古今東西いつの時代でも存在する。しかし、安倍政権誕生後のそれはどうも気持ちが悪い。政府批判する者を一部の応援団が集中的に攻撃する。政府を批判する人を「反日的」と決めつける。
こうした傾向は、安倍政権が持っている体質そのものなのだろう。
理性的な批判を非論理的で陰湿な攻撃で封殺する。それは戦前、日本が犯した重大な誤りの繰り返しであり、それを許す政権は批判されて然るべきだ。

ランチを買いに外出すると、今日も結構な数の人たちが街に出ていた。
第二波の本格的な感染が始まると、再び街から人の姿が消えるのだろうか?
政府も東京都も、これまでのところ再び休業要請を出すことには慎重な姿勢だ。その気持ちもわかる。もはや失った収入を補填する金はないのだから。
でも、この状態が長く続けば、もっと殺伐とした雰囲気が社会に広がることが懸念される。
願わくば、この先たとえどんなピンチを迎えようとも、いたずらに他人を攻撃するのではなく、「すぐに良くなるから」と他人を元気づけられるような社会でありたいと思う。
ピンチの時ほど、人間の本性が現れるのだ。