<定年後のお金>初めて「空売り」をやってみた!NY発世界同時株安のおかげで少し損を取り戻す

退職金の一部を使って、投資の練習を始めている。

とりあえず、SBI証券に口座を開き、NISAや外国株式、さらには信用取引や先物・オプション取引もできるように手続きをした。正直、よく理解していない。

私が初めて株取引をしたのは、バブルの頃だ。最初ちょっとだけ儲けが出たが、その後はものすごい勢いで損失が膨らんだ。

会社が401Kを導入したので、退職積立金の運用も自分で行なったが結局利益は出せなかった。

所詮、私に投資の才はない。

それでも、証券会社に口座を開いたのは、投資をすることでもっと年を取っても世の中の動きに関心を持ち続けるためだ。だから日本の株だけでなく、海外に投資してみたいと思っている。ただ、そのためには投資の基礎を学ばないといけない。

本当なら、将来性があると見込んだ会社に投資してみたいのだが、アメリカは史上最高値、日本もバブル後の最高値をつけている今、新たに買いを入れるのはどうにも気が進まなかった。

そこで私が目をつけたのが、先物取引。

特定の株式ではなく、日経平均やNYダウ指数などの動きを予想して売買の注文を出す。売りから始めることができるのだ。株高に支えられたトランプ政権や安倍政権がどうもしっくりこないという気持ちもあり、先物の売りから定年後の投資を始めた。

8月2日、ダウ先物に売り注文を出した。生まれて初めての「空売り」経験だ。

最初は狙い通り株価は下がったのだが、そのまま放置しているうちにダウ平均は値上がりし、史上最高値を更新し続けた。米中の貿易戦争にも関わらず、どうして株が上がるのか? 私の予想は完全に外れた。

そして9月25日にSQ日を迎えた。先物取引には、取引できる期限がある。その間に買い戻さなければ、SQと呼ばれる特別清算指数値で自動的に決済されてしまうのだ。

結局、この取引では、25114ポイントで売りを出したものが、SQ日には26772ポイントで自動的に決済された。手数料が売り買いともに972円かかり、16万7748円の損失となった。

どうしてアメリカの株価は下がらないのか? 私なりに考えていた。

アメリカの金利が上がることで、新興国の通貨や株価が下がるだろうという予測は当たった。本当は中国株を空売りしたかったのだが、取引量が少なすぎて成立しなかった。

そして新興国から逃げ出したマネーがアメリカや日本に流れているのだと考えた。特にFANGと呼ばれるアメリカの巨大IT企業は今後も世界中からお金を吸収するだろう。

それに比べて日本株は、そこまで強くはないだろう。中国経済がおかしくなれば、日本経済も影響は避けられないと考えた。

そして、9月19日にミニ日経225先物に売り注文を出した。ところが、私の予想を嘲笑うように日経平均も上がり続けた。日本市場も比較的安全な投資先として海外マネーが流れ込んでいるという。

10月に入り、ようやく日経平均が下がり始めた。そして10月9日、売りを出したレベルまで戻り損失が消えた。「ここは一旦手仕舞おう」と考え、SQ日の前に買い戻した。

この取引は、23591円で売り、23560円で買い戻した。手数料は売り買いともに27円。結局、3046円の利益が出たことになる。

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しかし、この決済取引は早すぎた。

昨日のNY市場で起きた株価の急落。ダウ平均は1日で831ドルも下げた。金利上昇と貿易摩擦が原因とされ、今年3番目の下げ幅だという。

そして、ニューヨークの急落は世界に波及、日経平均も915円安で取引を終えた。あのまま買い戻していなければ、それなりの利益を出せたのだろうが、まあこれも勉強だ。

一方10月3日には、再びダウ先物に売り注文を出していた。こちらはニューヨークの急落で利益が出た。「欲をかかずに、確実に利益を確定していこう」と方針を決めて、今朝すぐに買い戻した。

この取引では、26780ポイントで売りを出し、25566ポイントで買い戻した。利益は11万9456円。先日の損失を少し取り戻した。

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この先、世界の株価はどう動くのか?

短期的には今夜のニューヨークで下げ止まるのではないかと思い、今度はダウ先物に買い注文を出してみた。金利上昇と貿易摩擦など、昨日突然起きた話ではない。株価急落の根拠にどうも納得できなかったからだ。

果たして、朝起きた時にニューヨーク市場はどんなことになっているんだろうか? もし株価が切り返していたら、すぐに売ってしまうつもりだ。

というのも、中長期的には、日米の株高がそろそろ終わるだろうと信じているからだ。当面私は売り中心の取引となりそうだ。

年を取ってもできる「投資」という自己責任の世界で、自分の世界を見る目を確認していこうと思っている。あくまで「老後のお金を失わない範囲で」というのが大前提。これは絶対に忘れないよう心して臨みたいと思う。

 

 

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