疑惑・森友学園②

森友学園の疑惑についてメディアの取材が少しずつ進んできている。

週刊新潮にはこんな記事が載った。『森友学園理事長、籠絡の本命は麻生財務相だった 「文春」告発のウラ』と題された記事を引用する。

『 往々にして世間が騒ぐ一大疑惑が持ち上がると、謎の告発者が現れるもの。週刊文春(3月9日号)には、元鳩山邦夫事務所参与の肩書を持つ、川田裕介なる人物が登場し、「“口利き”したのは私です」と証言した。しかし、実はその裏に、籠池理事長が籠絡したい本命は麻生太郎財務相だったことを隠す目的があったのだ。

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「週刊文春の取材を受ける前日のことです」

と、永田町関係者が打ち明ける。

「川田さんは近しい人に“本線の麻生―鴻池ラインに辿り着かせてはいけないから、俺が防波堤になる”と電話をかけている。近しい人はそれに対し、“鳩山を売るのか? 死人に口なしで、反論もできないじゃないか!?”と詰め寄ったのですが、聞く耳を持たなかった」

結局、川田氏は週刊文春の誌面で、“あの件、私が近畿財務局に行ったんですよ”と、鳩山元総務相の事務所参与の名刺を使って口利きしたことを明かしたのである。

川田氏の知人によると、

「もともと彼は三井物産の嘱託社員でしたが、のちに独立し、大阪でブローカー業を始めました。一方で、保守系の政治家や識者と付き合うようになった。そして、森友学園の籠池理事長の考えに共感し、息子を塚本幼稚園に通わせ、瑞穂の國記念小學院にも今春入学させるつもりでいる。実は、塚本幼稚園に昭恵夫人を招くきっかけをつくったのは、PTA役員だった川田さんでした。実際、“籠池理事長に繋いだんは俺や”と自慢げに吹聴していましたから」

■明かさない経歴
なぜ、川田氏は防波堤になろうとしたのか。

前出の永田町関係者は、

「川田さんは、4年ほど前から鳩山元総務相の事務所に出入りし、パー券を捌くことを手伝っていたけど、給料をもらう関係でもなかった。なにより、鳩山さんには当時、国有地を格安で払い下げさせる政治力はありませんでした」

実は、彼は週刊文春で、「新建産業」(大阪・茨木市)という会社で働いていた経歴を明かしていない。

「その会社は『麻生セメント』の特約販売店です。社長は奥下幸義といい、麻生財務相の有力な後援者。川田さんは社長の次男と以前から飲み友達で、営業の仕事をするようになった。奥下一家は、政治とのかかわりが深く、妻の素子さんはずっと、橋下徹前大阪市長の後援会長でした」(同)

さらに、奥下社長の長男、剛光氏は、橋下前大阪市長の特別秘書を務め、現在、大阪7区における日本維新の会の衆院選候補者である。

「言うまでもなく、鴻池元官房副長官は麻生財務相の側近中の側近。川田さんとその繋がりのある奥下一家を中心に置くと、国有地払い下げの権限を持つ財務省、小学校の認可権を握り、日本維新の会の松井一郎代表が知事を務める大阪府が一遍にネットワークに入ってくる。つまり、川田さんはそれを見えなくするために、週刊文春を利用して鳩山さんの名前を盾にしたというわけです」(同)

もっとも、その思惑は鴻池元官房副長官の“自供”会見で吹き飛んでしまったわけだ

では、当事者はどう答えるか。まず、川田氏に取材を申し込んだものの、都合の悪いことには黙して語らず。

新建産業の奥下社長は、

「(川田氏と)久しぶりに会(お)うたら、“麻生先生、紹介してくれませんか?”と頼んできた。“うまく行ったら、籠池さんの学校の材料を全部、そちらで買うように言うときますよ”って。でも、話のなかで、“もう、鴻池先生にはお願いしてる”と言うから、“そら、あかんわ。無理や”と断った。窓口を2つも3つもつくったら、麻生先生も鴻池先生も良い顔せえへんやろ」

最後に、麻生財務相は、

「(川田氏との接触や払い下げの口利きなどについて)いずれもそうした事実はございません」(事務所)

しかし、離れ業なしに森友学園の国有地格安購入はあり得なかったはずである。

どこかに、それを演じた政治家はいる。』

どうだろう。真偽のほどはわからない。ただ、橋下徹氏の後援会長まで登場してきた。

麻生大臣、大阪維新の会。国有地の払い下げに関わっているかどうかはわからないが、籠池氏の思想に近い人たちのネットワークが張り巡らされていることが白日に晒された。一般の人たちからはほとんど見ることができないネットワーク。その存在が見えただけでも、これは画期的なことだ。

一方、安倍昭恵夫人についてもいろんな記事が出てきた。

週刊女性の「森友学園だけじゃない!首相が頭を抱える昭恵夫人の仰天計画」という記事を引用させていただく。

『「講演のタイトルが『ファーストレディとして』だったのに、自分はお酒が大好きで、各地のお酒を集めて自分の居酒屋で出しているとかそんな話ばかり。保護者のお母さんや子供に役立つような話が聞けると思っていたので、だいぶ期待はずれでした」

そう語るのは安倍昭恵夫人(54)が大阪・塚本幼稚園で行った講演を聞いた保護者のひとりだ。昭恵夫人は、この塚本幼稚園を経営する森友学園が創設しようとしていた小学校の名誉校長を8日辞任した。国有地の格安払い下げなど森友学園問題は国会でも取り上げられ、昭恵夫人と学園との“蜜月”ぶりから安倍首相にも火の粉が降りかかっている。

「昭恵夫人はファーストレディになって以降、反原発を唱える市民運動家が経営するバーに通ったり『大麻文化』を取り戻したいとフェイスブックに書き込んだり。あげくの果てはバーで酔っ払ってミュージシャンにキスしたと報じられるなど物議を醸してきました」(政府関係者)

彼女の自由奔放ぶりは最近、ますます拍車がかかっているという。たまりかねた首相は昭恵夫人に東京・神田で経営する居酒屋『UZU』閉店を懇願したという。政治部記者が語る。

「『UZU』は首相が再登板する直前の12年冬に昭恵夫人がオープンさせたのですが、このときも周囲の反対には耳を貸しませんでした。しかし市民運動家など安倍政権にとって好ましからざる人物も店に出入りしているようで、これにはさすがに官邸サイドもナーバスになっていました。しかし“店を閉めたほうがいい”という進言にも“絶対に辞めるつもりはない”と突っぱねたようです」

どうしてそこまで居酒屋経営にこだわるのか。彼女にはある野望がある、と前出の政府関係者は補足する。

「昭恵さんは11年に、立教大学大学院で修士号を取得しています。修士論文は『ミャンマーの寺子屋教育と社会生活―NGO寺子屋教育支援―』。彼女はこれまでプライベートで10回以上ミャンマーを訪問していますし、ベトナムなど東南アジアも頻繁に訪れています。大好きな東南アジアに『UZU』の支店を出したいようです」

10年にプライベートで訪れたベトナム・ホーチミンでは、日本人が経営するレストランを訪れ、熱心に出店の経緯や方法を“取材”していたという。“海外ビジネス”のための多角化はすでに始まっているようだ。

「昨年8月に山口県下関市に体験型宿泊施設『UZUハウス』をオープン。1泊3千円の2段ベッドのドミトリーまで作り、昭恵さんは『異文化交流や農業体験をする若者の交流の場にしたい』と意気込んでいました。世界ビジネスの拠点に『UZUハウス』を考えているのだとか」(前出・政府関係者)

だが、ここでもトラブルの火種はくすぶっている。

「UZUハウスは『クラウドファンディング』という、ネット上で不特定多数の出資者から資金を募る手法で資金を集めたようです。一部報道では4千400万円も集まったとのこと。安倍首相はこのときも『どんな人が出資しているかわからないから危ない』と釘を刺したそうです。でも、昭恵さんはどこ吹く風。飲みの席で『反対された』と愚痴をこぼしていたとも聞きます」(前出・政府関係者)

また首相夫人の立場を利用されかねない、という忠告にも耳を貸さない昭恵夫人だが『UZU』の常連客は夫人の今後を憂慮してこう語る。

「昭恵さんは意見が反対の人にも寄り添ってわかり合おうとする人。誰とでもわけ隔てなく付き合って、頼まれると嫌と言えずに名前も貸してしまうんです」

常に誰かに利用されかねない昭恵夫人の行状に、安倍首相の“憂悶”の日々は続く。』

まさに「家庭内野党」の面目躍如だ。昭恵夫人は名誉校長を辞任した後も、籠池理事長夫人をやりとりしていたことが明らかになった。安倍政権最大の爆弾は昭恵夫人かもしれない。

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