<ご当地グルメ>家飲み酒を探して🍶 岡山「燦然 雄町純米」(特別純米酒/岡山・菊池酒造/2021)

岡山に帰省することが増えるに従って、店で買ってきたお酒を家飲みする機会も増えてきた。

冬の気配も強まって気温が下がってくると、熱燗という選択肢が頭をよぎる。

そんな時、スーパーで見つけたのがこの日本酒だった。

「燦然 雄町純米」(300ml・548円)。

所詮日本酒の味などわからない私なので、どれでもよかったのだが、決め手となったのは「金賞」と書かれたラベルだった。

「第13回 全国燗酒コンテスト 金賞」。

まさに私がその日探していた熱燗向きの日本酒だと思った。

「岡山県産雄町米使用」の特別純米酒。

岡山県の酒米「雄町」について、JAのサイトに解説が載っていた。

「雄町」は、1859年(安政6年)に備前国上道郡高島村字雄町(現岡山市中区雄町)の農家が発見した酒造好適米で、生産量の約95%を岡山県産が占めています。
栽培が難しいことから一時は生産量が激減し‘幻の米’と呼ばれるようになりましたが、酒蔵の根強い要望により再び生産量が回復し、近年では広く全国の酒蔵に愛用されるようになりました。
栽培だけではなく酒造りも難しいといわれる雄町は大吟醸酒に用いられることが主流でしたが、最近では雄町特有のふくらみのある味わいを活かした柔らかな純米酒なども増えています。

引用:JA全農おかやま

そして「特別純米酒」を名乗るためには、「原料は米、米麹、水のみ。かつ、精米歩合60%以下または特別な醸造方法で醸す」ことが求められる。

蔵元は倉敷の備中玉島にある菊池酒造。

明治11年創業の歴史ある蔵元で、酒蔵ではモーツァルトが流れているという。

「燦然」は、この菊池酒造の代表銘柄だそうだ。

雄町の持つ幅のある旨みを引き出した飲み飽きしない純米酒。冷や・ぬる酒でお楽しみください。

引用:「菊池酒造」公式サイト

公式サイトのこの説明文を読んで、「あれっ?」と思った。

「冷や・ぬる酒」で楽しめと書いてあるではないか・・・。

「全日本燗酒コンテスト 金賞」ではなかったのか?

とりあえず、飲んでみることにする。

伯母の家には徳利が見当たらないので、グラスに「燦然」を注ぎ、レンジで温めることにした。

この日は熱々を飲みたかったのでかなり温めたが、本来は冷やか常温、ぬる燗までが良いようだ。

私は「全日本燗酒コンテスト 金賞」のラベルに惹かれたのだが、実はこのお酒、他にも国内外の様々な賞を獲得しているらしい。

  • ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020  金賞
  • ミラノ サケ チャレンジ2019  金賞
  • 雄町サミット2015・2017 優秀賞
  • Kura Master2017 金賞

所詮私には違いがよくわからないので、味に関する細かいレポートは書けないが、寒い日の晩酌に飲むには十分満足のいく日本酒である。

どんな料理でも違和感なく飲める。

暖房の効いた部屋でワインもいいが、やはり日本の冬は熱燗か焼酎のお湯割がいい気がする。

「菊池酒造」
〒713-8121 岡山県倉敷市玉島阿賀崎1212
http://kikuchishuzo.co.jp/

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