昨夜、岡山にも少しだけ雨が降った。
今回の帰省10日目にして初めての雨である。

庭に出したままの物干し竿にも雨粒が残っていた。
こんな日には伯母の口癖を思い出す。
「雨あがりには草が抜きやすい」
ということで、私たちも裏庭に生い茂った草を抜く作業に取り掛かる。

こちらが、伯母が野菜や花を育てていた裏庭。
昨夜の雨で、伸び放題になっていた草が地面に倒れ込んでいる。
この裏庭には石がたくさん転がっているので草刈機がかけにくいため、手でむしり取っていくことにした。
伯母が言う通り、雨上がりは土が柔らかくなっているため雑草が根から抜ける。
ある意味、気持ちがいい。

30分ほど草むしりをすると、私一人でこれだけの草の山を築くことができた。
ずっとかがみ込んで作業をしていると、腰が痛くなってくる。
それでも、さらに続けていると裏庭の様子が一変し、元々の姿を取り戻していく。

伯母が使っていた花壇が姿を現した。
コンクリート製の囲いは、もともと鶏小屋の基礎だった。
伯母はまだ若い頃には裏庭に3棟の鶏小屋を建ててたくさんの鶏を買っていたのだ。
私も子供の頃、鶏小屋に卵を取りに行った。

大体の草を取り除き、小石を手でどかした花壇を、買ったばかりのミニ耕耘機で耕した。
土の中にも石が多く含まれるので、耕耘機は飛び跳ねるように小さな花壇を掘っていく。
5分ほど行ったり来たりすると、それなりに土がほぐれ花壇らしくなってきた。

花壇の周辺の草もむしり、今日のところはここまで。
耕耘機で耕した花壇にクワで畝のようなものを作り、後日野菜のタネなどを撒いてみるつもりだ。
妻は畑の周辺にレンゲの種を撒きたいと言い、適当にパラパラ撒いて水を与えた。
果たしてこんないい加減な種まきでレンゲは発芽するのだろうか?
土の中には雑草の種が大量に残っていると考えられ、厳しい生存競争を勝ち抜くことができるかどうか、ちょっとした楽しみである。

お昼からは、私も妻もそれぞれの実家に行く。
歳をとった親を定期的に見守る一環として、それぞれの親とランチを共にするためだ。
岡山市内に向かう車中からは、上空を覆う怪しげな雲に心ひかれ思わず車の窓を開けて写真を撮った。
今日の日本列島には強い寒気が流れ込み、前の日より10度も気温が下がった。
異常な高温が続いた2021年の10月もようやく秋らしくなったということかもしれないが、暖かさに慣れた体には強い北風が身にしみる。
実家から戻る道すがら、家電量販店に立ち寄ってコタツ一式を買い求めた。
古い日本家屋は、とにかく寒い。
次の来訪時に備えて、今回の滞在中に冬支度をしておかなければならない。

家にコタツを持ち帰り、すぐに組み立てる。
久しぶりに足を入れたコタツの温かさ・・・日本の冬を感じる。