<吉祥寺ライフ>大盛寺で「般若心境」の写経に挑戦する

やはり習字は難しい。心が歪んでいるせいだろうか。

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それでも何とか1時間で書き上げた。妻はさずがに私より上手だった。

この写経の会は2ヶ月に1回だというので、また来たいと思う。何年も続けていればそのうちうまくなるだろう。


ちょっと新鮮な経験だった。

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夜は珍しくテレビを見続けた。

まずは「世界遺産」。今日は北イタリアのチンクエ・テッレだ。海に面した驚くほどの断崖絶壁を削って作った段々畑から生み出されるワインの話は面白かった。

と思っていると、金曜に行ったばかりの「Tokyo Design Week」で、屋外の作品が燃え、5歳の男の子が死亡したニュースが飛び込んできた。

今私が一番お気に入りの大河ドラマ「真田丸」はいよいよ佳境で、ついに大阪城の出城「真田丸」が完成する。いつもは冒頭にあるオープニングタイトルが今回は番組の最後に流された。今日から始まるCXの新番組「フルタチさん」を意識したのだろうか。その「フルタチさん」はまだ企画が甘く、MCの古館さんのハイテンションがちょっと痛々しい。

そして続いてはNHKスペシャル。福島第一原発の廃炉費用を調べた調査報道だ。

取材した福島放送局の記者が自らMCとして番組を仕切っていた。低い声で安定感があり、近い将来東京に戻り、こうした番組のMCを目指すという強い野心を感じた。

東電が負担することになっていた費用が膨れ上がり、電気料金や税金の形で国民負担に回されているのに説明がなされていないという趣旨だ。個人的には国民負担以外の解決策はないと思うが、東電社員や株主がどの程度身を削っているのか、原発政策を推進してきた責任者たちは身を切っているのか、廃炉作業の過程で暴利をむさぼっている輩はいないのかなど、知りたいポイントはいくつもある。

そして、最後はBS-TBS「外国人記者は見た」。火曜日に迫った米大統領選挙について各国ジャーナリストが議論を進めた。私は先週401Kを売ってしまったので、トランプさんが大統領になっても直接の被害はない。しかし、ヒラリーさんがこのまま大統領になってもその先が大変だろう。むしろ何をしでかすかわからないトランプさんの方がアメリカのプレゼンスを保てると考える人がいても不思議ではない。

この選挙は、「アメリカ時代の終焉」を意味する歴史的な選挙になるかもしれない。時代の潮目を感じる。

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せっかく写経で穏やかな気持ちになったのに、テレビを見ているうちに次第に心が重くなっていく。

私はこのまま静かな老後を送ることができるのか。それさえ心配になってくるのだ。

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