<吉祥寺ライフ>大盛寺で「般若心境」の写経に挑戦する

今日初めて「写経」なるものに出かけた。

井の頭公園内にある「井の頭弁財天」を訪ねた際、そこの掲示板にはられていた案内を見たのがきっかけだった。

最近、禅にはまっている妻も一緒に、大盛寺というお寺に出かけた。天台宗のお寺だが、井の頭弁天はこのお寺の管轄下にあるのだと言う。

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弁天さまの脇にある急階段を上がった先に大盛寺はある。

かなりの急階段なので登るのが面倒だと思い、自宅から公園の南側を大回りしてお寺に行く。北風が強まり気温が下がってきた。まだ午後3時前だというのに、すでに日が西に傾き、せっかくカメラを持って出たのに、写真を撮りたいと思うような光線具合ではなかった。

お寺に着くと、受付にお坊さんと女性がいて、「比叡山に奉納しますか?」と聞かれる。

「初めてなのでよくわかりません」と答えると、では後で結構ですと言われ、写経を行うテーブルに座る。すでに数人の人が来ていた。ほとんどはおばあさんで、おじいさんが1名。

受付にいたお坊さんが私たちに簡単な流れを説明してくれる。

まず最初に住職に合わせてお経をいくつか読み、テーブルに置かれた写経用紙に薄く印刷された「般若心経」をなぞりながら全部書き写す。そして最後に、「右為」と書いたうえで、家内安全とか身体健康などと写経した理由を書き、自分の名前と日付を記入する、と教えてくれた。

墨は、予め墨汁を硯に入れてくれる。

住職が登場する。40歳ぐらいだろうか。結構若くて軽い感じ。先日の月窓寺の住職の方がおちつきがありありがたい印象だ。

冒頭、住職からの説明があったが、これまた軽い。ありがたみのかけらもない。お経を読み始めても声が高く、ありがたみがない。ここの座禅会に来るのはやめようと決めた。

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ようやく写経が始まった。

用意された小筆に墨を吸わせてお手本をなぞっていく。習字は本当に久しぶりだ。中学以来だろうか。結婚式やパーディーの受付で名前を書く以外に筆を持った記憶がない。

墨をたっぷりつけると文字が太くなり細かい字が書けない。軽く書こうとすると力の入れどころがおかしくなる。そしてすぐにかすれてくる。いずれにせよ、うまく書けない。

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