<吉祥寺残日録>ひょんなことから仕事の面接を受けることになった #201130

11月最後の日、今日は朝からいい天気で風もなく暖かい。

最後の失業手当をもらうために、12月半ばまでに最低2回の求職活動をしなければならない。

とりあえずハローワークに顔を出して求職相談することで1回をクリアすることにした。

いつも午前中に出頭するので、昼過ぎにハローワークに行くのは今日が初めてだ。

自転車置き場は自転車でいっぱい。

やっぱり職を探している人は増えているようだ。

幸い就職相談のカウンターはそれほど混んではいなかった。

シニア相談の番号札をもらって順番を待つ。

すると目の前のホワイトボードにちょっと気になる求人情報が貼り出されていた。

「繁忙期の税務補助」。

武蔵野税務署からの求人で、「シニア世代・子育て世代歓迎」とわざわざ書いてある。

2月から3月の税務申告時期に合わせた短期の求人のようだ。

武蔵野税務署は我が家から近いし、退職後の確定申告の知識が得られるかもしれない。

そう思って詳しい内容をチェックしてみた。

「チャンス 140名募集」。

募集人数が多いので、応募すると採用されるかもしれないと思った。

就業時間が1日4〜5時間と短いのも悪くない。

できれば週2〜3日が望ましいが、さすがにそこまで甘くはないようだ。

そうして求人票を眺めている時、私の番号が呼ばれ女性の相談員が対応してくれたので、早速この求人について聞いてみた。

女性は、「もし応募する気があれば今から電話します」と言うので、あまり仕組みもわからないままお願いすることにした。

女性は税務署に電話をかけしばらく話した後で、私に電話に出るよう受話器を渡す。

私が電話に出ると、税務署の担当者は私の名前と電話番号を確認したうえで、いつ面接に来られるかと聞く。

私はいつでも暇なので大丈夫だと答えると、12月2日の午後に税務署まで面接に来るよう告げられた。

初めての面接。

それも税務署という私にとって未知の職場はちょっと面白そうだと感じた。

面接のアポが決まると、ハローワークの担当者から「求人票」が渡された。

雇用期間は来年1月から3月で、開始時期など複数の勤務設定があるらしい。

平日の週5日勤務で、就業時間もいくつかのパターンが設定されている。

年齢は不問、学歴は高校以上、必要な経験知識などは不問だが、エクセル、ワードなどパソコン基本操作は必要と書かれてある。

肝心の仕事内容は、以下の通り。

  • 来場者のパソコンでの確定申告作成操作補助
  • 受付および案内業務
  • 郵便物の開封
  • 提出書類の受付
  • 周辺整理ならびに運搬事務
  • パソコンによるデータ入力

そして賃金は時給制で、1時間1040円である。

最後にハローワークからの紹介状をもらって、本日の就職相談は終了となった。

思わぬ形で面接に行くことになったが、帰宅して妻にその話をすると、案の定反対した。

「何でコロナが流行っている時にわざわざ働きに行くの?」

ある程度は想像していた反応だったが、予想していたよりも強い反対だった。

私も妻の反対を押し切ってまで働きたいわけではない。

ただ、せっかく半年間ハローワークに通ったのだから、一度ぐらい面接を受けてみるのも良い経験だと考えて、とにかく面接で話を聞くぐらいはいいだろうと妻を説得した。

面接の臨む際には履歴書と身分証明書が必要だと言われた。

大学卒業後、基本的にはずっと同じ会社に勤めていたので、履歴書など書くのは学生時代以来だ。

ハローワークに「履歴書の作成」というチラシが置いてあったのでもらって帰り、ネット上で見つけた履歴書のテンプレートに必要事項を入力していった。

履歴書ではなぜか今も西暦ではなく元号を使うらしい。

志望動機は特にないので空欄のまま、特記事項の欄には親の介護で不定期で岡山に通っていることとコロナを心配して妻が反対していることを書いた。

まったくやる気が感じられない履歴書である。

ハローワークには「自己PRのヒント」というチラシも置いてあって、それにはこんなことが書いてあった。

『応募書類、電話、面接の場面で自分を「商品」として上手にPRすることが大切です。』

私の履歴書はどう見ても落第だろう。

ともあれ、履歴書はできあがった。

真剣に仕事を探している方たちには申し訳ないが、どんな面接が待っているのかちょっと楽しみになってきた。

面接の顛末は、またこのブログに記録するつもりだ。

コメントを残す