eDreamsヤバい

夏休みの旅行が迫ってきた。予約をしたのは今年の2月なので、改めて予約内容を確認してみることにした。

今回、航空券を「eDreams」というこれまで使ったことのないサイトで予約した。圧倒的に料金が安かったからだ。

今回の旅程は、東京〜プラハ〜クラクフ〜アブダビ〜東京といういずれも片道チケットだ。こういう買い方だと、日本の旅行サイトはとても高くなる。

予約する際、ヤフーで検索すると「スカイスキャナー」という比較サイトが上位に出てくる。このサイトを運営する会社はイギリスのエジンバラに本社を置いている。世界各国の航空券販売サイトを比較し、購入可能な航空券とその料金が安い方から表示される。

2015年に「Yohoo! Japan」と合弁会社を設立したため、ヤフーで検索すると優先的に表示されるのだ。

もともとヨーロッパの会社なので、ヨーロッパの旅行には便利だ。プラハ〜クラクフといった直行便のないマイナーな路線も、様々なルートで料金比較してくれる。

ただし、「スカイスキャナー」はただ料金比較するだけで、自ら航空券を販売しているわけではない。安い料金で販売している予約サイトに転送し、クリック課金により利益を得るビジネスなのだ。

その「スカイスキャナー」で一番安い料金だったのが、「eDreams」という予約サイトだ。スペインのバルセロナを本拠地とするオンライン旅行予約サイトだ。

サイト上の「弊社について」にはこう書かれている。

『 スペインでも、またヨーロッパでも有数の電子商取引の旅行会社として、弊社は、高機能の検索エンジンと予約テクノロジーを使って、440 社を超える航空会社の 6 万以上のフライトルート、および世界各地の 4 万もの目的地にある 25 万軒を超えるホテル、さらに休暇パッケージ やレンタカーをお客様に提供しています。

私たちの目標は、フライト、ホテル、そしてカスタマイズされた休暇パッケージの最も幅広い選択肢を用意し、それを最も競争力のある価格で提供することです。』

現在43カ国でサービスを提供しているという。「ベストフライトブッキングウェブサイト」という賞を2年連続で受賞していると誇らしげに書かれてもいる。

今まで使ったこともないし、そもそも今まで知らなかった予約サイト。どうしようかと迷った末、値段に惹かれて予約してしまった。

それからあまり時間をおかず、予約確定のメールが来たのでとりあえず安心していたのだが、改めてよく見てみると送られて来た予約番号を使って各エアラインのサイトから手続きをするように書いてある。

初めて使うサービスなので不安になり、サイトに書かれている問い合わせ電話番号にかけてみる。つながらない。何度も何十回も繰り返しリダイアルするのだがつながらないのだ。

これはヤバい。

ネットで「eDreams」について調べてみて愕然とした。

料金だけ取られてチケットが届かないとか、片道で予約したのに往復になっていたとか、最悪の評価が山のように書かれていた。予約の段階で調べていたら、ここで予約しなかっただろう。

これはヤバい。

慌ててまずロシアの航空会社アエロフロートの日本支社に電話する。成田からモスクワ経由プラハ行きの便はアエロフロートだったからだ。

eDreamsから届いた予約番号を告げるが、「その番号はアエロフロートの予約番号ではない」と言われ、予約が入っているかどうか調べてくれない。

これはヤバい。

改めてeDreamsに電話するが全然つながらない。

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