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<きちたび>ボローニャの旅2018⑤🇮🇹 グルメでない私たち夫婦が「美食の街」で食べたもの

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🇮🇹イタリア/ボローニャ 2018年8月

「美食の国」イタリアの中でも、ボローニャは「美食の街」と呼ばれる。

有名なバルサミコ酢はボローニャ近郊のモデナ、イタリアチーズの王様と呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノはボローニャから90キロのパルマで生産されている。そうした世界中のグルメたちに愛される食材の数々が、集まってくるのが州都ボローニャなのだ。

ウーゴ・バッシ市場

ボローニャに到着した日、宿に入る前に私たちが立ち寄ったのは市場。

旧市街の中心マッジョーレ広場から少し西に行った所にあるウーゴ・バッシ市場に食材の下見だ。

バカンスシーズンのためか、閉まっている店が多かったが、果物もハム類も種類が豊富だ。

ボローニャで最初に食べたのは、これ「 Tortellini  alla  panna  e  prosciutto 」。

「クリームとハムのトルテリーニ」(10€)だ。

トルテリーニは指輪状のショートパスタで、ボローニャの名物だ。

マッジョーレ広場界隈

マッジョーレ広場に面したコンドミニアムにチェックインを済ませた後、宿の周辺で晩御飯の買い出しに出かけた。

宿の周辺は食材の宝庫。

先ほど食べたトルテリーニも売っていた。

街角の八百屋さん。さすがにトマトの種類が豊富だ。

ただ、日本の野菜に比べると質のばらつきが大きい。お国柄か、バカンスシーズンだからか、それとも単にこのお店の問題か、それは定かではない。

そして、生ハムやチーズを売るお店が何軒もあるのは、ボローニャならではだろう。

天井からぶら下がるイタリア産生ハム「プロシュット」、中でもパルマ産の「プロシュット・ディ・パルマ」は世界三大ハムの一つとして世界的に有名だ。

店中に、いかにも美味そうな気配が漂う。

そしてこちらが同じくパルマ産のチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」。

三角にカットして売られていたので、これを一つ買い求めた。

外側に文字が書いてあるのが、いかにも本物っぽい。

値段は13.83ユーロ(約1800円)とちょっと高めだが、量が多く、滞在中には食べきれず日本に持ち帰った。

総合食材店EATALY

チーズを買ったら、ワインも必要だろう。

ということで、日本にもお店を出しているイタリアの総合食材店「 EATALY 」で赤ワインを購入した。お店の女性に手頃なワインを聞くと、シチリアのワインを勧められた。

「バグリオ・ディ・グリシ」というワイナリーの「 NERO  D’ AVOLA  2017 」という赤ワインらしい。値段は9.90ユーロ(約1300円)だ。

スーパーnaturasi

スーパーマーケットも宿の近くにいくつかあった。

ただ、どこも規模が小さい。地方都市の旧市街地だからかもしれないが、イタリアのスーパーは比較的小さいところが多いとも聞いた。

スーパーでは肉や魚は買わず、主に野菜と果物、牛乳、卵などを買った。

野菜や果物は、自分でビニール袋に入れて秤で測り、プリントアウトした値札を貼ってレジに持っていく。

そして宿に食材を持ち帰り、妻が切って並べただけの夕食がこちら。

ただ、ボローニャのお店ではハムとチーズを肴にワインを飲んでいる人たちをたくさん見かける。私たちの夕食も、ある意味ボローニャ的でもあるのだ。

レストランClavature

ボローニャ到着の2日目は8月15日。

イタリアでは8月15日は「Ferragosto  聖母被昇天祭」の祝日だ。ボローニャの中心街も歩行者天国となり、旧市街から路線バスが消えた。

この日は朝からムッソリーニの故郷に行き、ボローニャに戻ったのは午後3時ごろだった。

まだ昼ごはんを食べていなかったので、昼夜兼用の食事を宿の近くのレストラン「 Clavature 」で食べる。

私は肉を食べてみようと思い「 Cotoletta  alla  Bolognese 」(14€)を頼んだ。

ボローニャ伝統の牛肉のカツレツのようだ。

カツレツの上にたっぷりと溶けたチーズがかかっていて、生野菜にはバルサミコ酢だ。

見た目の通り、濃厚な一皿だ。でも、美味しい。

一緒にビールを注文すると、ちょっと素敵なラベルのビールがやってきた。

「 BIRRA  MORETTI  モレッティ・ビール」(4€)。

1859年創業のイタリアで最も古いビールメーカーだそうだ。このラベル、いかにもイタリアっぽくて好き。

妻は何やらサラダを注文していたが、こちらにもパルミジャーノ・レッジャーノがたっぷり。

そしてテーブルには、やはりバルサミコ酢。

ここはまさにバルサミコの本拠地なのだ。

チョコレートVenchi 

そしてボローニャ3日目の夕方、日本へのお土産を買いに行ったのはイタリアの人気チョコレート屋さん「 Venchi  」。

ショーケースには、美味しそうなチョコが並ぶ。

1878年トリノで創業した高級チョコレートブランドだ。

詰め合わせボックスを2つ買って、78ユーロ(約1万円)だった。

「 Venchi 」は日本でも三越などで扱っているようだが、「ヴェンチ」と読むのか「ヴェンキ」なのか、ネットで見ても日本名がはっきりしない。

ゴミ捨てと野外映画

そして夕食後には、自分たちでゴミを捨てにいく。

日本のように道路脇にゴミを置くのではなく、ゴミは分別して決められたゴミ箱に捨てることになっている。地下がゴミ集積場になっているのだが、一体どうやって回収しているのだろう?

「美食の街」ボローニャでの3日間。

結局滞在中、私たちはマッジョーレ広場周辺200m四方でほとんどの食事を済ませた。

ボローニャには、グルメたちが予約する名店もいろいろあるのだろうが、グルメではない私たちには、マッジョーレ広場周辺だけで十分に「美食の街」だった。

そのマッジョーレ広場では、夏の夜、古いイタリア映画の野外上映会が開かれる。

「ニュー・シネマ・パラダイス」の世界が、本当に目の前に展開される。

グルメでなくても、ボローニャの夜は十分魅力的だ。

<関連リンク>

3泊4日ボローニャの旅

①ヨーロッパ最古の大学都市ボローニャを歩く

②旧市街のど真ん中マッジョーレ広場を見下ろす奇跡のコンドミニアムに泊まる

③橋が落ちた! イタリアの交通インフラはちょっとヤバいかも

④世界で5番目に小さな国サンマリノは世界最古の不思議な共和国だった

⑤グルメでない私たち夫婦が「美食の街」で食べたもの

⑥ムッソリーニの生まれ故郷でイタリアの歴史について考えた

<参考情報>

私がよく利用する予約サイトのリンクを貼っておきます。



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