夏休みのビザは早い者勝ち
<後日談>
ウラジオストクから帰国したばかりだというのに、夏休みのモスクワ旅行のためのビザ申請のため、昨日(7月18日)ロシア大使館を訪れた。
ビザ窓口の受付時間は9時半から12時半まで。だから、私は妻を伴って10時前に大使館に行った。ところがである。ビザセンターの狭いロビーは人であふれかえっている。人をかき分けるように中に入り、順番待ち番号をもらうため発券機にタッチするも反応がない。
「あれ、おかしい」
キョトンとしている私を見て、近くのおじさんが思わぬ言葉をかけて来た。
「今日はもうおしまい。定数を超えたから」
「えっ? どういうこと?」
「番号札は1日70番ぐらいまでしかないので、もう今日はこれ以上受け付けてくれない」
「えっ? まだ10時にもなっていないよ」
どうやら、12時半までに受付業務を終えるよう、人数制限があるらしいのだ。しかも、集まっている人の多くはたくさんのパスポートを抱えた業者の人で、1日70人ほどをさばくのが精一杯のようなのだ。
それなら、窓口を増やすとか午後も受け付けをしてくれるとかやってくれても良さそうなものだが、そういう風には考えないようだ。受け付け窓口はあくまで1つで番号順に一人ずつ受け付ける。個人と業者を分けることもしない。そして、12時半になれば待っている人がいても業務終了。このあたり、イメージ通りのロシアなのだ。
だからそうした事情を知っている人は早くから来て並ぶのだ。
前回3月に申請に来た時は、混んではいたがこれほどの混雑ではなかった。やはり、夏休み前は特別なのだろうか? ワールドカップの影響もあるかもしれない。
再チャレンジ

そんなことで今日(7月19日)、改めてビザ申請にチャレンジした。
今朝は8時20分ごろ大使館についた。受け付け開始時間までまだ1時間以上あるというのに、すでに10人以上が列を作っている。
それでも、番号札も取れないという昨日のような失態は避けられそうだ。
今朝も朝からクソ暑い。大使館が開く9時半まで妻と交代で並ぶことにする。まず最初、妻に並んでおいてもらって私は通りの向かいの郵便局に入り、椅子に座って少し休憩する。冷房は効いていないが直射日光を避けられ座れるだけでありがたい。
30分で戻り妻と交代、妻が郵便局で休憩する。太陽がジリジリと照りつける。雨傘を日傘がわりにさして日光を防ぐ。行列はもう40人ほどに伸びている。先頭集団は折りたたみの椅子も持参し長期戦の構えだ。業者の人も毎日この行列に並ぶのも楽ではないだろう。
ところが、9時を過ぎた頃、突然行列が動いた。9時半まではこのまま大使館前の歩道で待つことを覚悟していたのだが、行列の先頭から大使館の中に入っているようだ。
まもなく私も行列に従って大使館の中に入ることができた。建物の中は冷房が効いている。
「助かった」
順番に番号札を取る。

私は14番だった。これでビザの申請ができそうだ。
そして番号札1番の人はもう受け付け業務が始まっているようだ。通常9時半からの受け付けが9時開始に早まったらしい。あまりの行列の多さに大使館も対応を早める決断をしたのだろうか?
私は番号札をもらい、椅子に座って自分の順番が来るのを待った。ロビーの椅子はすぐに一杯になり、座れない人たちがロビーに立ちすくむ。
ロビーが人で埋め尽くされた9時半すぎ、発券機は番号札を打ち出すのをやめた。今日の受け付けはこれ以上認められない。9時40分ごろ来た人は、まずロビーが人であふれているのに驚き、さらに発券機から番号札が出てこない驚く。そして周囲の人から本日分は終了したと告げられ唖然としている。昨日の私たちと同じだ。
こうした光景がこのところ連日この場所で繰り広げられているのだろう。
14番の番号札を手にした私は、妻の分と合わせてなんとか申請を済ませることができた。引換券をもらって大使館を出たのは10時だった。
通常の受け付け開始時間である9時半に来た人たちは番号札60番台で申請が終わるのはおそらく12時ごろになるのだろう。
夏休み前にビザ申請をする人は、8時半ごろには大使館に行ったほうがいいというのが、私たちが得た教訓である。
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