<吉祥寺残日録>何だかわからない話 #200617

今日は短めに・・・。

今朝、仙台市の上空に謎の物体が目撃された。

バルーンの下に十字架のようなものがぶら下がり、プロペラが付いていた。

この気球のようなものは福島県の上空でも目撃された。

誰が何の目的で揚げたものなのか、夕方段階でもまだわかっていないという。

このバルーン騒動はたわいのない話題かもしれないが、私にはもっと気になっていることがある。

それは今月の4日、神奈川県の三浦半島で起きた異臭騒ぎだ。

日刊ゲンダイの記事を引用しておく。

 4日夜、神奈川県の三浦半島で発生した謎の異臭――。午後8時から約3時間、「ゴムが燃えたようなにおい」「化学薬品のようなにおい」「にんにくのようなにおい」など200件を超える通報が消防に寄せられた。通報の履歴から、異臭は三浦半島南部から約20キロほど北上したとみられている。 「警察、消防に、東京ガスと海上保安庁も加わり原因を調査しました。陸上で火災やガス漏れは確認できず、海上でも船舶の事故はなかった。原因不明と結論付けました」(横須賀市消防局指令課)

出典:日刊ゲンダイ「原因不明…三浦半島の“謎の異臭”は首都直下地震の前兆か」

この一報をテレビニュースで見た時、私は反射的に「大地震」を連想した。

三浦半島は活断層の巣だ。

しかも、関東大震災の震源地も三浦半島沖の相模トラフだった。

そして日刊ゲンダイの記事にも、大地震を警戒する専門家の見方が紹介されていた。

 いったい、この異臭騒ぎは、何だったのか。三浦半島の異臭を“迷宮入り”で終わらせてはいけない。巨大地震の前兆の可能性があるからだ。立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。

「地震や地滑りなど地殻変動に伴うにおいは、地質学の関係者では常識です。微妙なにおいの変化は地殻の変化を察知するのに重要です。大きな地震は、本震の前に小さな揺れが頻発します。この揺れで岩石が崩壊し、焦げたようなにおいが発生します。1995年の阪神・淡路大震災でも1カ月前から断続的ににおいが確認されています。三浦半島は活断層が非常に多いエリア。活断層が動いたことから、岩石の崩壊が重なって、まとまった“異臭波”がつくられ、南からの風に乗って北上した可能性があります」

出典:日刊ゲンダイ

この後、ほとんど続報を目にしないところを見ると、大地震の可能性が高くはないのかもしれない。

でも、私はずっと気になっている。

長年ニュースに関わってきた職業病かもしれないが、最悪の事態を予想して最低限の準備をしておくことだ。

コロナ危機が始まった時に買い込んだ食料品はすでに賞味期限が切れ始めている。

コロナ前に非常持ち出し袋に入れていたカップヌードルの期限は今年3月に切れていたが、勿体無いので朝食に食べた。

日本社会にコロナ慣れの緩みが広がる中で、首都直下地震のことも頭の片隅に置いておきたいと思う。

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