🇯🇵 沖縄/浜比嘉島 2020年7月6日
私の退職祝いを兼ねて、妻と沖縄旅行にやってきた。
やっぱり沖縄はいいなあ。
午前10時すぎの全日空機で那覇空港に到着後、レンタカーを借りて過去に行ったことのない島に向かった。
浜比嘉島という沖縄本島の東に浮かぶ小さな島。
島には男女の神様のお墓もあって、島全体がパワースポットになっているそうだ。
でも、この島を訪れたのは、神様に会うためではない。
ガイドブックで見つけた古民家食堂でランチを食べるのが目的だった。
その島は、歩く人もいない、のどかな田舎の島だった。
沖縄の人には申し訳ないが、こんな村なら、お店で飲食しても大丈夫な気分になってくる。
「古民家食堂てぃーらぶい」。
それがお店の名前、沖縄の言葉で「ひなたぼっこ」という意味だそうだ。
いいなあ。沖縄の小さな島でひなたぼっこ。
でも、平日にもかかわらず、次々にお客さんがやってきて、とてもひなたぼっこしている余裕はなさそうな繁盛ぶりである。
マスクをつけて入口で消毒液で手を洗って店内に入ると、店員さんたちがフェイスシールドを付けて接客していたのはいささか驚いた。
こんな田舎にもコロナの陰は広がっているのだ。
店内はいかにも古民家、いい感じだ。
壁際には三線が飾られている。
コロナ対策としてテーブルの数を減らしているということで、隣の人との距離を気にするのとなく食事を楽しむことができそうだ。
先祖を祀った大きな祭壇も、いかにも普通のお宅にお邪魔した印象を与える。
私たちは窓際の小さなテーブルに案内された。
テーブルは小さいが、大きな窓からお庭が眺められる開放的な席で、ちょっと得した気分になった。
この店のメニューは至ってシンプル。
メインとなるのは、店の名前を冠した定食「てぃーらぶい汁膳」(1370円+税)。
「沖縄の2大汁料理をご賞味くださいねぇ」と書いてある。汁料理に売りにしている食堂なのだ。
ただ、二人分頼むのはいかにも量が多そうなので、「汁膳」を一つ、もう一つは「冷やしもずくソーメン」(960円+税)を注文してみることにした。
それにしても気になったのは、メニューに描かれた「具志堅用高伝説」と題された4コマ漫画。
唐突で気になったのだが、理由を聞くのを忘れた。
ひょっとしてこの島の出身なのかと思い後で調べてみたが、具志堅さんの出身地は石垣島だった。
もう一つ気になったのが、壁にさりげなくかけられた秋篠宮様の写真。
この店に来られたことは間違いないが、理由を聞くのは忘れてしまった。
そんなことをしている間に運ばれてきたのが「てぃーらぶい汁膳」。
予想通り、かなりのボリュームである。
メインとなる汁料理は、妻がモツが苦手なため「骨つき豚あばら肉のソーキ汁」を選択。
食べてみると、味がしっかりしている。もっと薄味に慣れろといつも妻に叱られる私が食べても塩辛いと感じるほどだ。
それでも、豚肉や野菜に加えて、昆布などの海の幸も入っていて、なかなか美味しい。
そのお隣は「もずく入りじゅーしー」。
沖縄に来ると必ずどこかで遭遇する定番の炊き込みご飯だ。
ふそのほかに小皿がいくつも付いていて、まずこちらは「麩ちゃんぷるー」。
続いて「オクラの油みそ和え」。
そして、「もずくソーメン」もセットに入っていた。
さらに、四角い「じーまーみ豆腐の天ぷら」も・・・。
1個はそのまま食べて、2個目は汁に浸して食べるのだそうだ。
妻はこんな沖縄の家庭料理に大満足。わざわざこの島までやってきた甲斐があったというものだ。
一方私は、主に「冷やしもずくソーメン」をいただいた。
気温は東京とさして変わらないとは言え、やはり沖縄の日射しは強烈だ。店に来る途中、車の外に出て少し写真を撮っただけで結構汗だくになっていた。
だから、冷たいソーメンは何よりのご馳走だった。
しかも、たっぷりと地元名産のもずくが入っている。
日本で流通するもずくのほとんどは沖縄産。この島の周りでもきっと美味しいもずくが採れるのだろう。
ソーメンの隣にある謎の丼、氷の入った黒い液体はなんだろうと思ったら、それが麺つゆだった。
こちらも、味が濃い。
水で薄めるのを忘れたのではと疑いたくなるような濃厚な麺つゆである。
ソーメンにも様々な薬味とともに、じーまーみ豆腐の天ぷらがついてきた。
麺つゆは濃かったが、結果的に言えばとても美味しくいただいた。
雰囲気のある古民家でいただく沖縄の家庭料理。
やっぱり沖縄はいいなと感じながら、すっかりコロナのことを忘れた久しぶりの外食だった。
食べログ評価3.50、私の評価は3.50。
「古民家食堂てぃーらぶい」 電話: 098-977-7688 営業時間: 11:00〜15:45 定休日: 火曜、第2日曜、第2.3.4.5水曜 https://www.t-love-e.com/

