<東京@グルメ>渋谷「精陽軒」の「ジャージャー麺」

映画を見た後で、近くでランチを食べることにした。

住所は渋谷だが、青山と言ってもいい場所だ。馴染みの店はない。

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路地裏をふらふらしていると一軒の中華料理屋さんに行き当たった。

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「中国料理 精陽軒」。

そののっぺりとした外観からは想像もつかないが、このお店、何と今年創業104年を迎えるという超老舗だった。

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店の入り口には、「感謝 創業100周年」の張り紙とともに、大正・昭和初期の店の写真が飾られていた。

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店内は入り口付近にひとり客用のカウンターがあり、奥には4人がけのテーブルが並ぶ。

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もう2時ごろなのに、次々にお客さんが入ってきた店は大繁盛だ。

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さすが創業100年の老舗、そのメニューは実に豊富だ。

表面のセットメニューだけでも迷ってしまうが、ページをめくるとこれでもかというほどたくさんの料理が並んでいる。

散々迷った挙句、店の人に「一番出るのは何ですか?」と聞いてみた。

限定50食の「ジャージャー麺」と「中華風チキンライス」だと教えてくれた。今日はまだどちらも残っているというので、2つのどちらにするか迷う。

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結果的に選んだのは、「ジャージャー麺 半チャーハン付き」(800円)。

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麺は温かいのと冷たいのを選べる。私は温かいのを頼んだ。

ジャージャー麺を食べるのは、一体いつ以来だろう?

学生時代、上京して初めてジャージャー麺というものを食べた。その美味しさに驚いたことを覚えている。

若い時ほどの感動はないが、久しぶりのジャージャー麺を美味しくいただいた。

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とろみのある中華スープ。

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あっさり目のチャーハンには、紅生姜をたっぷり乗せていただく。

どれも美味しい。器も含めて、昔の中華料理だ。

創業100年の老舗の料理は、懐かしい昭和の味がした。

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店の壁には、50年前の東京オリンピックのポスターや新聞記事が貼ってあった。

開会式のチケットもある。大切に保存していたのだろう。

後から来たお客さんが「中華風チキンライス」を頼んだのだが、それがまたものすごく美味しそうに見えた。「今度来ることがあれば、こっちだな」と心に決めた。

食べログ評価3.30、私の評価は3.50。

 

 

 

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