武蔵野市発行の「くらし地域応援券」という割引クーポンを使ってのテイクアウトランチ。

今日は私の誕生日ということで、より少しお高めでこれまで行ったことのなかったお寿司屋さんに行ってみることにした。
ヨドバシカメラ裏の路地にある「鮨と肴こばやし」。
それにしても平日のランチタイム、通りには人影がほとんどない。

コロナ禍の2020年にオープンしたまだ新しいお店だが、聞くと以前は別の名前でお店を構えていたという。
通常は夜営業のみだそうだが、今はお昼からお店を開けテイクアウトにも力を入れているようだ。

ランチメニューは一番安い「ばらちらし」で1800円、「ランチにぎり」は2500円と吉祥寺ではちょっと高めのお店である。
私はクーポンが使えるということでこの店を選び、あらかじめ電話で予約してから訪ねたのだが、テイクアウトだと「ばらちらし」が定価の2700円、さらに折り箱代が入って2970円だと言われた。
クーポンを2枚使って1970円、お店のランチメニューで「ばらちらし」をいただく方がお得ということらしい。

決して豪華そうではない階段を上がると2階がお店の入り口だった。
「鮨と肴」というネーミングは、おじさん心をくすぐる。

扉の奥は白木のカウンター、とても端正なお店だ。
カウンターの向こうには寿司職人が2人いるが、肝心のお客さんがいない。
やはりエリア的に女性客が少なく、時間的にはビジネス客が少ないランチタイムは営業的に厳しいのかもしれない。

店の奥を覗くと、8人で利用できる個室があった。
なかなか落ち着いた雰囲気でいい感じ、大人の集まりには使えそうな空間である。

こういうお店はやはりテイクアウトではなく、カウンターに座って握りたての寿司をゆっくりと味わいたいものだ。
私の注文した「ばらちらし」はすでに紙袋に収まって用意されていた。

「こばやし」と書かれた包紙はいかにもお寿司屋さんっぽい。
醤油も一応入っている。

普通のお弁当箱程度の大きさの折り箱を開けると、中には美しい「ばらちらし」が入っていた。
赤、黄、緑、白・・・。
色が偏らないよう丁寧に具材を並べたのがわかる。

あまりに美しいので、器に移し替えるのをやめて、折り箱から少しずつ小皿に取る形で、私と妻とでいただいた。
いくら、まぐろ、とびこ、いか、しめ鯖・・・なんだかわからないが白身魚も入っている。
決してすごくボリュームがあるとか、とびきり美味しいとかいうことはないものの、丁寧な仕事ぶりは伝わる。

わさびやガリの他に、赤かぶや大根の漬物も添えられている。
昔はちらし寿司よりも圧倒的に握りが好きだったが、歳をとったせいか近頃ちらし寿司の方が好きになった。
見た目の華やかさ、できれば少し暖かい方がいい。
子供の頃、親戚の集まりで必ず食べさせられた「ばらずし」の影響が今頃出てきたのだろうか?

いずれにせよ、見た目華やかな「ばらちらし」は誕生日に食べるランチとしてはとてもふさわしい印象を受ける。
個人的にはもう少しすし飯に酢が効いている方がいいのだが・・・。
そして、もう少し値段が安ければ、と思った。
食べログ評価3.13、私の評価は3.30。
「鮨と肴こばやし」 電話:0422-21-3119 営業時間:12:00~22:30 (当面の間) 定休日:日曜 https://sushitosakanakobayashi.owst.jp/