ここ数日、妻の体調が良くないので、図書館に行ったついでに外でランチにしようと店を探す。
しかし、今日は天気に恵まれた土曜日。
吉祥寺の街にはコロナ前を思い出させるほど人が溢れ、午後2時だというのにお目当てのお店には行列ができていた。
どうしたものかと思案しながらサンロードを歩いていると、知らないお店が目に止まった。
「バターミルクチキン専門店」の文字が気になった。
お店の名前は「Lucky Rocky Chicken ラッキーロッキーチキン」。
「ロイヤルホスト」や「てんや」などを展開する会社が始めたチキンバーガーの専門店のようで、去年10月にオープンしたこの吉祥寺店が2番目の店舗だという。
ハンバーガーの類は妻が全く食べないため、私一人の時にはついつい食べたくなる。
店の正体も確かめないまま、私は通りに面した注文カウンターに置かれている機械の前に立った。
店内飲食の客もテイクアウトの客も、この機械で自分で注文し支払う仕組みのようだ。
私は「お持ち帰り」を選択し、メニューの中から「とろけるバターミルクタルタルバーガー」(500円)を単品で注文した。
『バターミルクタルタルソースが入ったシン・チキンバーガー誕生!』と書かれたバナーが店頭に飾られていて、これが主力商品なのだと勝手に思ったからだ。
それは私の勘違いで、新商品なので今販売に力を入れているに過ぎないことを後で知った。
商品ができあがるまで、店内の様子も覗いてみた。
厨房よりも狭いスペースで、あくまでイートインという位置付けのようだ。
わざわざこんな狭い場所で食べるより、テイクアウトで正解だと思う。
バーガーショップにしては意外に待ち時間は長く、「ラッキーロッキーチキンとは?」というポスターを読みながら10分ほど外で待つ。
『バターを作る際に生まれるバターミルク。北海道産バターミルクにヨーグルト、スパイスなどを加えて作ったバターミルク液に国産鶏むね肉を一晩漬込むと乳酸菌が鶏肉をやわらかく、しっとりとさせます。12種のオリジナルスパイスが入った衣をまとわせて、スパイシーでザクザクの食感に仕上げたのがラッキーロッキーチキンのバターミルクフライドチキンです』
チキンバーガーは、食べ歩きがしやすいようにシンプルな紙の袋に入っていた。
500円のチキンバーガーというのは、ケンタッキーやマックに比べると高いが、最近急増している高級ハンバーガーに比べると安い。
果たしてどんなバーガーが入っているのか・・・
自宅で食べるので、紙袋から取り出してお皿の上に置く。
これが「とろけるバターミルクタルタルバーガー」(500円)だ。
上に乗ったバンズをどかしてみると、白いタルタルソースがかかったフライドチキンが出てきた。
マックなどと比較するとサイズがやや大きい。
食べてみると、確かにザクザク感があって悪くないのだが、売りであるはずの「バターミルク」はさほど感じなかった。
チキンの下には、コールスロー風に味付けされたキャベツが敷いてある。
個人的には若い頃から食べ慣れたケンタッキーの方が好みだが、これはこれで美味しくいただいた。
食べログ評価3.12、私の評価は3.30。
「ラッキーロッキーチキン吉祥寺店」 電話:0422-20-0050 営業時間:10:30~21:00 定休日:無休 https://lr-chicken.jp/