大連旅行について書き残したことを書いておく。いずれも瑣末な雑事だ。
ホテルニッコー大連
まずは、ホテル。
今回宿泊したのは「ホテルニッコー大連」。
36階建て、大連唯一の日系ホテルだ。このホテルを選んだのは、ズバリ日本語が通じるからだ。中国のホテルでは日本語はもちろん英語もなかなか通じないので苦労する。
その点、このホテルのフロントでは日本語を話す中国人女性が対応してくれた。
私たちの部屋は24階のツインルーム。
広々とした室内。ちょっと一昔前のインテリアだが、ウォシュレットも付いていて快適に過ごせた。
窓からは大連駅周辺の超高層ビル群が見える。
ただ全面ガラス張りの大きな窓は長い間掃除していないと見えて、汚れていた。
この辺り、まだまだ中国である。
宿泊費は2人で1泊755.34元(約12840円)。このレベルのホテルとしては日本よりだいぶ安い。
地下鉄の中山広場駅からは10分ほど歩くが、ホテルの目の前に路面電車の民生街停留所があり、とても便利だった。
路面電車で、ロシア人街へは1駅、大連駅へは2駅、旧満鉄本社ビルへも路面電車で行った。地下鉄に比べ街の景色を見ながら移動できるのがいい。
Booking.com評価7.9、私の評価は8.5。
大清花餃子
続いて食事。
大連に到着した日の夕方、ネット情報を頼りに人気の餃子屋に行ってみた。
地下鉄で「港湾広場駅」まで行き、そこから数分歩く。いかにも中国っぽい店構えだ。
夕方5時過ぎということで、店はまだガラガラだった。
店内には料理を写した写真パネルが並び注文しやすいスタイルになっていた。
テーブルにつくと、お茶のセットが運ばれてきた。さすが中国だと思ってポットの中を覗くとただのお湯だった。
後で聞いた話では、大連では店で水の代わりにお湯が出るのが普通だという。そのままお湯を飲んでもいいが、好みのお茶を注文することもできるらしい。
よくわからないので店員に身振り手振りでお茶がほしい旨を伝えると、メニューで「菊花茶」を指差すので、頷いて了承する。
お湯のポットに菊花茶が投入された。カモミールティーのようなものだが、しばらく置いておいてもあまり味は出なかった。
後で値段を見ると20元(340円)だった。
ビールも注文してみた。「大連干啤」(8元)。
日本のビールとあまり変わらないドライビールだ。悪くない。
さて、お目当の餃子だが、あまりに種類が多くてどれを頼んでいいのかわからない。
これも店員が指差した「黄花魚餃子」(48元)を頼むことにした。
中国の餃子はやはり水餃子が圧倒的だ。出てきたのも黄色い水餃子だった。
味はついているのでそのまま食べる。まあ想像通りの味だ。まずくはないが、驚くほどうまくもない。二人で食べると、相当食べ応えがある。
妻が野菜を食べようというので、写真パネルの中から「干炒大白菜」(28元)を選択。
白菜と豚肉と春雨を炒めたようなものだ。これもおおよそ想像通りの味だった。所詮、日本人と中国人では味覚が似て日なるものがある。
もうこれでお腹いっぱい。これ以上は食べられない量だ。
食べ終わる頃には店内はお客でいっぱいになった。みんなたくさん注文している。おばあさんとお母さんと子供の3人組も、私たちの倍以上のお皿をテーブルに並べていた。
お会計は104元(約1770円)ほどだ。安いといえば安いが、特にオススメはしない。
私の旅に関する情報は、「吉祥寺@ブログ」の姉妹サイト「旅したい.com」をどうぞ。
レッドロータス
むしろオススメしたいのは、「ホテルニッコー大連」の3階にある飲茶のお店「レッドロータス」。
最上階にはもっと高級な中国料理店もあるようだが、この飲茶店は値段がリーズナブルで内装も綺麗だ。
丹東への日帰り旅行でホテルに帰るのが夜9時ごろになり、閉店間際のこの店に飛び込んだのだが、これが大正解。結局2日続けてこの店で夕食を食べることになった。
初日に食べたのは、まず「南翔小籠包」(18元)。
「海老のワンタンスープ」(18元)。
「ホタテのふわふわ大根餅」(16元)。
「蒸しリブ肉のガーリックソース和え」(18元)。
そして「お粥(ピータンと豚肉入り)」(10元)。
メニューには日本語表記もあり、量も適度なので品数が注文できる。
この日のお会計は89元(約1513円)。前夜の大清花餃子より安く、圧倒的に美味しかったのだ。
上海風鉄鍋餃子
そして妻の要望で、3日目の夜も同じ「レッドロータス」へ。
「焼き餃子」を頼もうとしたら「ない」というので、代わりに「上海風鉄鍋餃子」(26元)を頼んだらちょっとイメージと違うものが来た。
「レッドロータス特製 海老餃子」(22元)。
「海老のライスヌードル包み(ビーフン)」(18元)。
「揚げ春巻き(海老入り)」(15元)。
「中華風野菜炒め」(26元)。セロリのようだが、筋がなくシャキシャキして美味しい。この野菜は何だろう?
それにしても、値段の基準がよくわからない。
締めは「牛肉と野菜のラーメン」(22元)。これは想像以上に量が多かった。
さらに「ちまき(鶏肉入り)」(18元)。これは確実に頼みすぎだった。
調子に乗って完全に食べすぎた。それでも、お会計は166元(約2820円)。安い。
ちなみに、グラスに注がれたのは、やはりお湯だった。これが大連スタイルなのだ。
ホテルの朝食
ホテルの朝食も充実していた。
ビュッフェスタイルで、和洋中いろいろ選べる。
例えば、こんな感じ・・・。
お粥を中心に、こんな感じでもいい。
特に、野菜や果物は朝食でしっかり食べておいた方がいいだろう。ということで、結局今回の旅ではほとんどホテルで食べることになってしまった。
スーパーマーケット
最終日、妻を伴って大連駅近くのスーパーマーケットを視察に出かけた。
ガイドの李さんに聞くと、このエリアは一見さんが多いので品物の質が良くないという。それでもショッピングモールの地下に入っていた大型スーパーは充実の品揃えだ。
主婦である妻にとって、外国のスーパーは観光地よりも面白いらしい。
見慣れない野菜があると思えば・・・
トマトは大きさも形もまちまちだ。
細かいことは気にしない。いかにも中国らしいと見るか、むしろ日本が異常だと見るのか?
どこかで見たような食パン。デザインも大胆にパクる。
こんなそっくり商品を探すのも楽しい。
こちらは、ピータン?
こっちは、火鍋の材料?
そして、米はこんな感じで売っている。好きな米を自分でビニール袋にすくう。
所変わればスーパーも変わる。やはり面白い。
中国のトイレ
ついでにスーパーのトイレも見て来た。
「小さな一歩前に出ると、文明にとっては大きな一歩」といった意味なのか?
習近平体制の下、中国でもものすごい勢いでマナー教育が進められている。
便器はTOTO、世界で一番よく見る日本ブランドかもしれない。
でも、大の方は洋式ではなかった。和式というのか、中国式というのか、こんな感じだ。
中国のトイレといえば、私が初めて北京を訪れた1980年代半ば、まだ一般家庭にはほとんどトイレがなく、公衆便所をみんなが使っていた。そして、有名な話だが、当時の中国の公衆トイレには仕切り板がなかった。水路の上に建てられた掘っ建て小屋の床にいくつもの穴が空いていてその穴をまたいで用を足すのだ。当然隣の人には丸見えだが、誰も気にしない。しかし慣れない外国人にはとても落ち着かない空間だった。
今回の旅行でその当時を思い出す経験をした。中朝国境の丹東を訪ねた時のことだ。
駅を降りてにわかに尿意を催した。妻が「トイレがあるよ」と指差した。矢印は路地の奥を指している。
路地に迷い込むと昔の中国がすぐに顔を出す。
都会の公衆トイレは真新しいところが増えているが、田舎までは手が回らない。果たしてどんなトイレだろうと興味津々でのぞきに行った。
昔の公衆トイレをイメージしていたのだが、そこにあったのは日本にもあるような仮設トイレだった。ちゃんと1個1個仕切られている。鍵もかかる。
内部は、ドアに向かって屈む和式(中国式)トイレだった。
それなりに掃除もされていて、かつてのような衝撃はもう姿を消していた。
トイレにはその国の文明度が現れる。その意味では、中国の進歩には目を見張るものがある。この調子であと10年、20年もすれば、中国人のイメージも大きく変わっていることは間違いない。
いつまでも中国を遅れた国と思っていたら、気がつくと日本よりずっと先に行ってしまうのではないか、そんな心配すらしてしまうのだった。
日本人は、もっと中国に行った方がいい。
今の中国は本当に面白いと思う。
<関連リンク>
②日露戦争最大の激戦地・二〇三高地はお花見スポットになっていた
<参考情報>
私がよく利用する予約サイトのリンクを貼っておきます。
