「下げ知らずの10月」という言葉が日経新聞に載った。
10月2日(月)から値上がりを続けた日経平均はついに今日15営業日連続の続伸となった。高度成長期の14連騰を超える史上初の15連投を記録したのだ。
Embed from Getty Images与党圧勝の選挙結果を受けてこの先しばらくは株価も堅調に推移するとの予測が強い。買い手の主体は外国人だとされる。世界経済の堅調を背景に日本株の出遅れが意識されているという。
でも、専門家の解説はいつも後付けだ。
私も401Kで株式投資をやっていた。しかし、去年トランプ氏が大統領に当選した時すべての株を売り、それ以来一切株には手を出していない。
私はどうやら株式投資には向いていないらしい。その後、アメリカの株価は史上最高値を更新し続け、アメリカが牽引する形で世界中で株高が続いている。あのまま株を持っていれば、少しは儲かっただろう。いつもそうだ。
でも、トランプ大統領のアメリカに投資する気になれない。
今回の15連騰も納得できない。北朝鮮での戦争のリスクを私は本気で心配している。そんな時期に日本株を買っていく気分にはならないのだ。
そんな私はやっぱり株式投資に向いていない。
Embed from Getty Imagesさて、台風のため開票が遅れていた衆議院の最終議席がようやく確定した。
自民284、立憲55、希望50、公明29、共産12、維新11、社民2、こころ0、諸派0、無所属22。
与党が313議席を獲得し、憲法改正を発議できる3分の2を超えた。立憲民主党が希望の党を抑えて野党第一党の地位を確保した。
安倍さんをはじめ自民党は「謙虚に」という言葉を連発し、「奢り」で自滅した小池さんの轍を踏まないよう慎重な物言いに終始している。安倍さんが慎重に待ちに待った憲法改正のチャンス。このチャンスを絶対に逃さないという強い意志と受け取った。
Embed from Getty Images振り返ってみると、今回の選挙、一番のキーマンは小池さんではなく前原さんだった気がしている。
立憲民主党が躍進したことで民進党の人たちは「あのまま希望の党との合流に走らなければ勝てたのではないか」と思っているようだが、もしあの時前原さんが希望の党との合流という奇策に出なかったら民進党は壊滅していたと私は考えている。
小池さんの誤算は前原さんが民進党を解体して抱きついてきたことだったのではないか。
Embed from Getty Images新党を立ち上げた時、希望の党は確かに「チャレンジャー」であった。民進党の離党者と新人候補だけで選挙に臨み30−50議席に終わったとしても「躍進」であり、失うものはなかったはずだ。少なくとも「排除」をする必要がなかった。次への期待感は維持できただろう。
ところが前原さんが捨て身の作戦で抱きついてきた。これで小池さんはただのチャレンジャーではなくなった。政権交代を目指す二大政党の一角に突如躍り出たのだ。政権交代をにらむとなると政策が重要になる。しかし、時間がない。じっくり調整する時間はないのだ。だから自分たちが決めた政策を踏み絵にした。それこそ「排除」の正体だ。
先に民進党を離党してきた細野さんたちにすれば、民進党丸ごととの合流などあり得ない。小池さんも左を切りたかっただろうが、細野さんではなく最初から前原さんと話していたら民進党「丸呑み」というオプションも考えたかもしれないと思ってしまう。
いずれにせよ、小池さんと前原さんには「針のむしろ」が待っている。
今後私が注目するのは、加計学園の認可が下りるかどうかだ。
安倍さんは圧勝の勢いを借りて中央突破を図るのか、それとも自らの三選へのリスクを避けて今年の認可を見送るのか。どちらの可能性もある気がする。
中央突破を図るようなら、また風が変わるきっかけになるかもしれない。