今日から7月。梅雨らしい空模様で、朝から小雨が降り続く。
そんな中、ちょっと汚いお話だ。
梅雨せいもあるかもしれないが、このところ股間が痒いのである。もう3週間ほどになるだろうか。ずっと痒いわけではなく、時々激しく痒くなる。
若い頃はそれこそ「インキンタムシ」、汗ばんだ股間はしょっちゅう痒くなったものだ。年をとると分泌物の量も減り、痒みを覚える回数も減った。時に痒みを覚えた時は、ベビーパウダーなどを塗って乾燥させておくといつの間にか痒みが消えていた。
ところが、今回はなかなか消えてくれないのだ。
仕方なく医者に行って薬を出してもらうことにした。吉祥寺の皮膚科は初めてだ。ネットで調べて、家から近い皮膚科の中から「大路皮膚科」を選んだ。その前をよく通るという以外、特に理由はない。

雑貨屋さんや食べ物屋が並ぶ中道通りに面した雑居ビルの2階に大路皮膚科はある。この通りはよく歩くので、見るとはなしに目に入り、何となく記憶に残っている。

通りに面した窓にデカデカと名前を書き込んでいるので、とにかく目立つ。土曜も10時から午後1時までやっている。
ビルの入り口を入ると、まったく装飾のないそっけないエレベーターホール。2階なので階段でも上がれるが、この階段もまたそっけない。

エレベーターを降りるとそっけないドアがある。今時珍しいほどの愛想のなさである。
しかし、この無愛想なドアを開けると、患者がいっぱい待っていた。この皮膚科は予約を受けない。到着順で待たなければならない。
まあ、患者さんが多いということは悪い病院ではないのだろう。
初診なので保険証を出し、名前と電話番号を書いて、とにかく待つ。週末ということもあり、お年寄りは少なく子供から老人まで年齢層が広い。男性も多いが、強いて言えば若い女性が多い気がする。
私が到着した11時半ごろには20人ほどが待っていたが、12時過ぎには名前を呼ばれた。思ったよりは待たされなかった。
診察室に入ると穏やかそうな男性医師が座っていた。ネットで見ると65歳、東大医学部卒業の先生のようだ。
症状を伝え、患部を見て、大路先生はすぐに「菌はないから湿疹ですね」と診断を下し、「塗り薬を出しておきますから、朝昼晩塗って1週間で治ります。もし治らなければまた来てください」と言った。
説明が的確で信頼できる先生という印象を持った。皮膚科はここで決定だ。
支払いを済ませて帰る頃には、待合室の患者はさらに増えていて、座れない患者さんが数人立っている状態だった。
ホームページには「土曜日は混みますから、平日来院できる方は土曜日を避けた方が無難です」と書いてあった。

大路皮膚科の3軒隣にある「稲垣薬局」で塗り薬をもらう。
この稲垣薬局、武蔵野市だけで14店舗、東京・神奈川・埼玉に40店舗を展開する薬局チェーンだ。本店は吉祥寺のサンロードにある。吉祥寺の薬局はほぼ稲垣薬局に握られているといった印象だ。

「スピラゾンクリーム」2本が処方された。
もっと早く行けばよかった。