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<吉祥寺残日録>農地活用の参考にサポート付き貸し農園「シェア畑」の見学に行く #220402

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東京の桜が開花してから曇り空が続いていたが、今日は朝からいいお天気。

週末ということもあって、井の頭公園は朝から多くの人に賑わっている。

やっぱり新緑が芽吹く今の季節が最高に美しい。

さて、そんな土曜日、私には珍しく予定があった。

「野菜づくり始めよう!」と書かれたチラシが数日前我が家のポストに投函されていて、今日開かれる農園見学会への参加を申し込んでいたからだ。

サポート付き貸し農園「シェア畑 三鷹台」。

「シェア畑」は、2011年創業の「アグリメディア」という会社が運営する市民農園で、首都圏・関西圏を中心に118ヶ所を展開する大手である。

その特徴は、菜園アドバイザーがいて初心者でも野菜の作り方を教えてもらえること、そして農作業に必要な道具類はもちろん野菜の苗やタネや肥料も全て用意されていて、手ぶらで行けば農業を体験できる手軽さだ。

「シェア畑」のサイトを見ると、農地の活用を考えているオーナーも募集していると書かれていて、岡山の畑で貸し農園のようなことができないかと夢想していた私は、一度見に行ってみようと決意した次第である。

自転車に乗ってのんびりと15分ほど。

三鷹市牟礼のあたりに来ると、「生産緑地」と書かれた農地が結構残っていた。

桜や菜の花が咲いていて、とてものどかなエリアである。

Googleマップを頼りに自転車を漕いでいくと、「シェア畑」の旗が見えてきた。

農園の入り口には車数台が停められる駐車場がある。

入口を入ると、予想していたよりも広々とした畑だった。

ここだけで100人以上契約している人がいるそうで、畑は細かな区画に分割して貸し出されていた。

入口近くの小屋には、クワやスコップが並んでいた。

こちらには移植ごてやハサミ、アブラムシを退治するための石鹸水なども置かれている。

小さな畑の世話をするだけなので、大掛かりな道具は必要ないわけだ。

階段を降りて受付らしきテントに向かう。

この農園には5人の「菜園アドバイザー」がいるが、今日担当するおじさんは元銀行員で定年後この仕事を始めたということだった。

私の他にもう一人女性が予約していて、2人でおじさんの話を聞くことになった。

アドバイザーさんについて農園をひと回りする。

「シェア畑」では農園ごとに区画の広さや値段が異なっているらしく、都心に近づけば近づくほど当然のことながら値段は高くなるという。

こちらの三鷹台の「シェア畑」の場合、区画の大きさは2畝、3畝、4畝があって、新規募集されているのは2畝か3畝だそうだ。

広さと月額料金は以下の通り。

3㎡(2ウネ):7,900円
6㎡(3ウネ):10,900円
8㎡(4ウネ):12,400円

これに別途11000円の入会金がかかる。

1年借りると少なくとも10万円ぐらいかかり思ったより高いとも思ったが、手ぶらでサポート付きだと考えるとまあこんなものかとも思う。

農園で提供される苗を使う場合、基本的には作る野菜は畝の数によって決められているという。

トマトや枝豆、小玉スイカなど。

それ以外の野菜を育てたいという人は、自分で苗を買ってきて持ち込むことも可能だ。

初心者用に「見本畑」も用意されている。

菜園アドバイザーさんが管理する畑で、要するにここをお手本に同じように作ってくださいということのようだ。

定期的に講習会も開かれているので、初心者には安心である。

肥料は、牛糞、鶏糞、油かすの3種類が用意されていた。

野菜ごとに、どの肥料をどのくらい使えばいいかマニュアル化されている。

「シェア畑」では農薬の使用は禁止されていて、有機肥料だけを使って安心な野菜づくりを売りにしている。

片隅には板で囲まれた場所があり、収穫が終わった植物などをここに放り込んで、それに米ぬかや土を混ぜて堆肥作りも行われていた。

聞くと、今年から堆肥作りを始めたのだという。

トマトやキュウリを育てるのに使う支柱も長さごとに仕分けされて置かれていた。

利用者は自分の作物に合わせて自由に使い、要らなくなったら元の場所に戻せばいい。

実に便利で合理的だ。

今日初めて貸し農園を訪れて感じたのは、ちょっと野菜を作ってみたいという人にとって、大きすぎる畑はニーズがないということだった。

小さな畑で何種類かの野菜を育て、収穫の喜びを味わう。

それだけで十分なのだ。

市民農園で自分が食べる野菜を全て育てようという人はおらず、子供たちと一緒に土いじりをして自然に触れさせることが目的なのだ。

普段食べる野菜はスーパーで買った方がキレイで美味しい。

しかも貸し農園を借りるお金よりもずっと安く買うことができる。

そう考えると岡山の農地を貸し農園にしても借りる人はなかなか見つからないだろうと思った。

可能性があるとすれば、市民農園では飽き足らず、もう少し本格的に野菜づくりに取り組みたいというセミプロ用の貸し農園である。

ロシアのダーチャやドイツのクラインガルテンのような、週末に利用するプチ別荘のような畑であれば、ニーズはあるだろうか。

まあ焦ることはない。

今年一年ゆっくり考えて、来年どう活用するか決めればいいのだから。

「シェア畑   三鷹台」
東京都三鷹市牟礼2-4-12
電話:0120-831-296
https://www.sharebatake.com/farms/tokyo/tokyo_else/mitaka

<吉祥寺残日録>吉祥寺図書館📕 「達人が教える!農家直伝おいしい野菜づくり」 #220104

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