<吉祥寺残日録>岡山二拠点生活🍇 古いゼノア製チェーンソーの修理を断念し、新しいスチール製チェーンソーを購入した #240404

激しい雨も上がり、今日から農作業再開といきたいところだが、その前にやることがあった。

葛やつる草に覆われたビワの畑を片付ける過程で、エンジン式のチェーンソーから異音がして止まってしまい、仕方なくネットで見つけた農機具屋に修理に出したのだ。

とりあえず状況を確認するということでお店に預けていたのだが、電話がかかってきて、機械内部のネジが外れてエンジンを覆っているカバーを破損しているという。

修理するにはエンジンをばらす必要があり、諸々で修理費は3〜4万円はかかるだろうとの見立てだった。

「破損部分を交換したら元のように使えるのか?」と聞くと、「今はエンジンがかけられない状態なので一度エンジンをばらしてみないとわからない」との回答だ。

私が使っていたゼノア製のチェーンソーは、裏山の竹を切るために10年以上前に購入したものである。

年に数回しか使わないので見た目はまだ綺麗だが、正直、修理してまで使いたいかと言われるとちょっと不安になった。

「もしも同程度の機能のチェーンソーを新たに購入するといくらくらいするか?」と尋ねると、5万円前後で買えるというので、私の心は新規購入にグイッと傾いた。

安全にも関わることなので妻も同意してくれて、チェーンソーを買い換える目的で、今日修理を依頼した瀬戸内市長船にある農機具販売店「ファームガレージ」を訪ねた。

この店にはゼノア製のチェーンソーも置かれていたが、ドイツ「スチール」社の製品を中心に扱っており、店内にも「スチール」社のオレンジと白色のマシーンが並んでいた。

これまで使っていたチェーンソーと同レベルのパワーと長さということで最初に薦められたのがこちらのモデル。

「MS 230」というクラスで、出力は2.0kw、価格は税込でほぼ5万円だ。

私がゼノア製のチェーンソーを購入した時には確か10万円ほどした記憶があるので、割安な印象を受ける。

その隣に展示されていたのが新製品の「MS 212」モデル。

出力は1.8kwと先ほどの「MS 230」よりやや小さいが、EUの環境規制に適合したバイオ燃料にも対応しているモデルだという。

今回購入すると10年ほど使うと考えると、その間に日本でもEU並みの環境対策が導入される可能性もある。

実際触ってみると、こちらの方が重心の関係で扱いやすい印象も受けた。

さらに、その下に展示されていた「MS 212 C-BE」というモデルは、従来のボルト締めではなく、工具を使わなくてもチェーンの調整ができるらしく、なるべく簡単なチェーンソーを使いたい私には合っているように感じた。

ただし、価格は最初に薦められた「MS 230」よりも1万円高い。

私はいくつかのモデルをかわるがわる手に取って比較しながら、しばし悩んだ末、バイオ燃料に対応し工具を使わずにチェーンの調整ができる「MS 212 C-BE」を選んだ。

在庫もあったので、その場で箱から出して組み立ててもらう。

チェーンソーのような危険を伴う機械は、やはり専門家にセッティングしてもらわないと安心して使えない。

チェーンを通すガイドバーの根元に黒いギアのようなものを取り付けた。

このギアを回すことで工具を使わずにチェーンを調整することが可能になるらしい。

最後にチェーンソーの命であるチェーンを装着して、セッティング終了。

混合燃料とエンジンオイルを入れて試運転までしてくれるという。

スタッフの男性がエンジンをかけると、爆音を轟かせてチェーンが回った。

チョークの位置など細かい点はゼノア製とは異なるが、基本的な操作は同じなので戸惑うことなく使えそうに見えた。

燃料やエンジンオイルの注ぎ口が大きくて、注入がしやすそうなのも改善点だ。

とりあえず、チェーンソーがちゃんと動くことは確認できたので、代金6万500円を支払って家に持ち帰って試し切りをしてみることにする。

ちなみに、修理をお願いしたゼノア製のチェーンソーはお店で引き取ってもらう。

新しい機械を初めて使う時には、いつもドキドキしてしまう。

ましてやエンジン式のチェーンソーは一つ間違えば、大怪我をするリスクもあるのだ。

果たして切れ味はどうだろう?

出力の少ないモデルを選んだけれど、ちゃんと材木が切れるだろうか?

やはりちょっと不安だ。

チェーンソーが故障したことで作業が中断しているビワの畑に新しいチェーンソーを持ち込み、早速直径10センチほどの木を切ってみる。

レバーをチョークの位置にセットしてスターターロープを何度か引くと、エンジンがかかった。

大きなエンジン音が周囲に響くが、周囲に民家はないので問題はない。

さすがは、新品のチェーンソー。

この程度の丸太なら、軽く当てるだけで簡単に切れてしまう。

やはり新しい刃は切れ味抜群である。

僅か5分ほどで、残っていた材木はすべて焼却炉に投入できる薪に変わった。

電動の小型チェーンソーとはパワーが段違いだ。

便利な道具を使うと、農作業も格段に楽になる。

試し切りを終えて家に戻ると、妻が隣の家との間に植えられた植栽をノコギリで切り倒していた。

新しいノコギリを手に入れて、今、木を切るのが楽しくて仕方がないらしい。

妻のリクエストを受けて、今日購入した新しいチェーンソーも活躍の場を与えられるに違いない。

 竹やぶ

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