<吉祥寺残日録>定年後を考える😄 興味がある番組を片っ端から録画!私の“必殺”テレビ活用法 #220403

定年後の第二の人生を前向きに生きるための方法を探る「定年後を考える😄」のシリーズ。

今回は私が実践していて、皆さんにもぜひオススメしたいテレビの活用法について書いてみたい。

私は2年前まで東京のテレビ局で働いていた元テレビマンである。

自分でも多くのテレビ番組の制作に関わり、当然のことながら一般の人たちよりもたくさんテレビを見てきたのだが、定年後テレビの見方がガラッと変わった。

現役時代は仕事なので、自分が関わっている番組や同じ時間に放送している他局の番組、さらには自分の仕事の参考になりそうな番組をチェックするだけで膨大な時間を使っていた。

ところが、会社を辞めると義務的にテレビを見る必要は一切なくなる。

そこで始めたのが、テレビのEPG(電子番組表)を開いて、興味がある番組を片っ端から録画することだった。

地上波だけではなく、BSの番組表も欠かさずチェックして、ジャンルを問わず自分が見たいと思える番組をタイトルからチョイスするのだ。

では、どんな番組を見ているのか?

一昨日と昨日、録画したたくさんの番組を見続けたので、そのラインナップを羅列してみると・・・

  • ”高度理系人材”を獲得せよ〜令和の金の卵 争奪戦〜
  • アナザーストーリーズ「追跡 デジタル性犯罪の闇 〜韓国 N番部屋事件〜」
  • コズミック・フロント「アマゾンの”空飛ぶ川” 見えてきた地球規模の水循環」
  • 恐竜超世界 in Japan
  • フランケンシュタインの誘惑「精神改造 恐怖の洗脳計画」
  • Asia Insight「韓国のシニア・ユーチューバーたち」
  • ザ・ヒューマン「テロリストも一人の若者である〜国際NGO代表 永井陽右〜」
  • 新・映像詩 里山①「新潟の棚田 豪雪と生きる」
  • 新・映像詩 里山②「阿蘇の大草原 火山と生きる」
  • まいにち養老先生、ときどき・・・「2022 冬」
  • 世界遺産「ヴェネツィアが築いた!6つの城塞都市」
  • 大路通天!〜中国横断・ヒッチハイクの旅〜
  • 花は咲いて 散るからこそ「海辺の町のローズガーデン 石巻 奇跡の花畑の1年」
  • 韓国”七放世代”の大統領選
  • ドキュメンタリーWAVE「引き裂かれる祖国で〜ウクライナ・独立広場の若者たち〜」
  • 報道特集「ロシア プロパガンダの実態」
  • 関口宏の一番新しい古代史「旧石器時代〜縄文時代 人類はどうやって日本列島に?」
  • マイケル・サンデルの白熱教室「民主主義って時代遅れなの?」

書き出してみると、たった2日間でこれだけの番組をよく見たものだと自分でも感心するが、どの番組も興味深く、私に有益な情報や教養、新たな視点を提供してくれた。

こうして並べてみると、自ずと自分自身の興味関心がどういうジャンルにあるのかが一目瞭然だ。

これらを書物で読むと大変だが、テレビならば飽きることなくたくさんの情報に接することができる。

つまり、私にとって「定年後のテレビ」とは、勉強のツール、60年生きて得られなかった知識に触れるための最高の手段なのだ。

私は毎日テレビのニュースはチェックしているが、そこで知ることができるのは世界で起きている出来事のほんのわずかでしかない。

たとえば、お隣の韓国でSNSのチャットルームを舞台に行われていたデジタル性犯罪が「N番部屋事件』という名前で大問題となっていたことなど全く知らなかった。

私も1980年代に取材したことのある世界で最も危険な国の一つであるソマリアに単身乗り込み、テロリストの社会復帰を支援するプロジェクトを立ち上げた日本人青年がいることもテレビで初めて知り、大いに感心した。

明治から昭和にかけての近現代史を勉強する関口宏さんの番組が終わって、今度は古代史の番組が始まるというのも個人的には興味津々だ。

テレビって、ダラダラとながら視聴をしていると不毛だが、こうしてきちんと選んでみるとものすごく勉強になる。

テレビは「オワコン」だと馬鹿にする人も多いが、どっこいどれもこれも力作揃いだ。

テレビマンたちが一生懸命勉強して、出来るだけ新しくて正確な情報を面白く見せようと日々努力している現場を知っているだけに、私は正体不明のネット情報よりも断然テレビの情報を信用する。

現役時代に今のようなテレビの見方をしていたら、私が作る番組ももっと奥深いものにできただろうとちょっと後悔の思いを抱くほど価値のある番組が放送されていることに気づいたのだ。

私の場合には、興味の対象はどうしてもドキュメンタリー番組が中心になるが、その対象はドラマでもいいし、教養番組でもいい。

もちろんバラエティーやスポーツでもいいのだが、ただ漠然と暇つぶしに見るのではなく、シニアライフを生きる自分にとって役立つ番組を探すという視点が重要だ。

Eテレなどほとんど見たことはなかったが、さまざまな趣味の番組や生きるヒントを与えてくれるような多彩な番組が放送されていて、気になる番組を見つけたらとりあえず録画して一度見てみることをオススメする。

「100分 de 名著」という番組で、4回に分けてマルクスの「資本論」を取り上げたことがあり、ちょっと気になって見てみると、これが予想以上に面白くて大学時代に勉強しそびれたマルクス主義に興味を掻き立てられたりしたものだ。

書物に比べるとテレビでの情報は浅いかもしれないが、本当に追求したいテーマが見つかったら関連の書物を読み漁れば良いのであって、広く浅くさまざまな知識に触れるにはテレビは最良のツールであると私はこの1年半で確信した。

そして重要なのは、気になった情報や言葉は何らかの形で記録しておくことをオススメする。

私が「シニアのテレビ」というタイトルで、このブログに気になった番組について書き残しているのはそのためである。

そうでなければ、あっという間に見たことさえ忘れてしまう。

番組を生放送ではなく録画して見ることを勧めるのも、覚えておきたい人物や言葉が見つかった時に、後から正確に記録することができるからだ。

シニアになると本の小さな文字を読むのも苦痛になってくる。

図書館通いもいいが、無料で大量の番組が毎日流れているテレビを、シニアライフに利用しないのはもったいない。

元テレビマンの私は、強くそう思う。

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