Google for Education
そしてミラー氏が売り込む「Google for Education」は、教育用に開発したパソコン「Chromebook」と教育用クラウドサービス「G-suits for education」の組み合わせだ。
「Chromebook」はすでにアメリカをはじめ、カナダ、スウェーデン、オランダ、ニュージーランドで教育デバイスのトップシェアを確保しているという。その強みは、価格の安さと使い放題のクラウドにある。
「G-suits for education」にはグーグルのAI技術が搭載されていて、音声入力や多言語翻訳などお手の物だ。教師にとっては、自動でテストの採点を行なってくれるだけでなく、テスト問題の作成をサポートしたり、過去のテストの成績なども簡単に呼び出すことができる。
生徒一人一人の授業環境はパソコンの中ではなくクラウド上にあるため、学校に用紙された共用のデバイスでも、個々人に合った授業を行うことができる。教師の話をクラス全員で聞くよりもはるかに効率的な授業ができるだろう。
日本でも埼玉県の高校や町田市の小中学校などすでに多くの学校で導入が進んでいる。埼玉県内の139の高校では「協調学習」の授業にグーグルを導入した。「協調学習」とは、複数の生徒が意見を交換し,協力し合いながら解を導こうとするという学習形態のことだそうだ。
これまでは、各自が紙に書いた意見を黒板に貼ったりして進めていたが、このツールを使うことで、格段に便利になったそうだ。パソコン授業というと各自バラバラに行うイメージがあるが、クラウドを活用した授業ではこれまで以上にグループでのコミュニケーション能力も鍛えることができる。
もし私が教師だったら、すぐにでも導入したいと思うことだろう。
このセミナーにも多くの先生方が集まり立ち見が出る盛況ぶりだった。一般的にITは子供達の方が習熟が早い。教師たちは自らの教え方ばかりでなく、生徒との関係性や立ち位置まで改めなければならない。
きっとついていけない教師もたくさん出るのだろう。
未来教育指数ランキング
そんなことを考えながら帰宅すると、『ニュージーランドの教育の核「共感」「思いやり」「尊敬」』という記事をネット上に見つけた。
英エコノミスト誌の「世界各国の未来に向けた教育(未来教育指数)を行っている国ランキング」で2017年に1位をとったニュージーランド(2018年はフィンランド、スイスに次いで3位)。美しい自然に恵まれ、治安が良く、穏やかで、教育の質が高く、日本からも教育のための留学や移住をする人が多い教育先進国です。
出典:日経DUAL
「未来教育指数ラインキング」というのは初めて聞いた。
技術や産業経済が激変する未来において、若い生徒や学生たちが有望な人材として働き、変化する生活に対応できる力を備える教育がなされているかどうかを専門家らが分析した結果だそうだ。
ニュージーランドには、小・中・高あわせて2500以上の公立学校があり、95%以上の生徒は公立校に通っています。しかも、私立や公立に関係なく、国が監査機関を設け、教育の質を保証する制度を確立しており、教育水準を高いレベルで保っています。また、科学、技術、工学、芸術、数学を統合的に学習するSTEM教育にも積極的で、デジタルデバイスを小学校から積極的に取り入れた授業を展開しています。
出典:日経DUAL