<吉祥寺残日録>いつものクリニックで初めての健康診断と初めての肺炎球菌ワクチン #221028

北海道旅行も終わり、これからしばらくは静かな日が続く予定だ。

退職後、飲酒の機会もめっきり減っていたので、4日間にわたる酒盛りはいささか疲れたようで、どうも朝から眠くて仕方がない。

そんな中で昨日、高血圧でお世話になっているかかりつけの「吉祥寺メディカルクリニック」に行ってきた。

年に一度の健康診断を初めてこのクリニックでやってもらうことにしたからだ。

現役時代は会社の診療所で年に2回の健康診断を受けていたが、退職した2020年はコロナのためにスルーし、去年は吉祥寺の別のクリニックで受けた。

ところが、かかりつけのクリニックでも健康診断を受けられることを知り、今年初めてお願いしてみることにしたのだ。

これまでは診察室にしか入ったことがなかったが、今回はクリニックの端っこにある「放射線管理区域」と書かれた部屋に通された。

ここで検査着に着替え、まず最初にレントゲン検査を受けた。

専門の検査機関ではないので、レントゲンの機械は簡易的なもので、看護婦さんが準備を整えたところで診察の合間を縫って先生がやって来て撮影してくれた。

レントゲンの後は、心電図、血液検査、身体測定、検尿と順調に進み、あっという間に健康診断が終わった。

大勢が列をなして検査を受ける会社の健康診断と比べても、待ち時間もなくずっとスムーズだ。

今年は、健康診断の案内とは別に、肺炎球菌の予防接種の案内も自宅に届いていた。

肺炎球菌と言われても医療に興味がない私にはイメージが湧かないのだが、市から届いた費用助成の案内にはこんな説明が書いてあった。

肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3〜5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの思い合併症を起こすことがあります。

武蔵野市「高齢者肺炎球菌ワクチンの費用助成のご案内」より

政府は2014年から、65歳以上の高齢者に定期的な予防接種を呼びかけていて、65歳になる年、つまり私の場合には今年受ける予防接種には公的な助成が用意されているという。

このワクチンは5年間有効とされ、5年ごとに自主的にワクチンを打つことが望ましいとされる。

せっかくなので私も健康診断のついでに打ってもらうことにし、看護婦さんが血液検査の合間に私の肩に筋肉注射してくれた。

わざわざそのためだけに医者に来るのも面倒だが、健康診断と一緒なら実に簡単である。

費用は公費負担分を除いて2500円、コロナワクチンのように全額公費とはならないし、2回目以降は全額自費だという。

健康診断と肺炎球菌の予防接種を終えた後、いつも通りに診察を受けて血圧の薬を出してもらい、薬局で薬を受け取るまでにかかった時間は1時間半。

全部まとめて一度で終わったのでとても効率的だった。

ここにきて急に寒い日が増えたためか、クリニックはいつもよりも混雑していたので、医者に通う頻度は少なければ少ないほどリスクも減るだろう。

数日前、オミクロン株にも有効とされる5回目のワクチン接種券が自宅に届いた。

接種間隔も5ヶ月から3ヶ月に短縮されたそうなので、来月にはもう5回目の接種を受けられるらしい。

健康診断の結果は1ヶ月後で出るというので、12月の初めごろ、5回目のコロナワクチン接種と一緒に検査結果を聞きに行くつもりだ。

この冬はコロナの第8波が来ると予想されているので、油断することなく、来年の中東旅行に備えて体調管理に気をつけながら日常生活を取り戻していきたいと思っている。

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