昨日は1日一食、それも一度の外食は1000円以下で食べようと決めた。
このところ外食続きで体重が思ったように減っていないことも理由だが、サラリーマン時代から1人で食べる時は何となく1000円以下という習慣が身についているせいでもある。
ネットでまだ行ったことのないお店を検索する中で、「おにやんま」というお店が引っかかった。
見てみると吉祥寺駅南口からすぐ、マルイの前に最近できた立ち食いうどんのお店だった。
店名もよくわからない地味なお店だなと思いながら店の前を何度か通ったが、ネットによれば五反田で超人気の本格的讃岐うどん店の出店だということがわかった。
夕方の4時という変な時間に店を訪れた。
営業開始以来、この店が繁盛しているのを見たことがなかったが、五反田の「おにやんま本店」をはじめ、他の支店では行列ができるのが当たり前のようで、「おにやんま」ファンたちの間では並ばずに入れる吉祥寺店として評判になっているらしい。
こういう店はある日突然行列ができる店に変わってしまう可能性がある。
日曜日の昨日もまったく行列はできていなかった。
それにしても地味な外観。
「うどん」という文字は目立つのだが、店名の「おにやんま」は小さすぎてほとんど気がつかない。
通りに面した券売機で食券を買う。
うどんの種類は温かい「かけ」と冷たい「ぶっかけ」「おろし醤油」の3種類。
並盛ならばどれも350円とお手頃だ。
普通ならば「かけ」の並盛を選ぶところだが、この日は事前にネットでいろいろ情報を仕入れてきたため、奮発して「冷[大盛]デラックスおろし醤油」(1000円)のボタンを押してしまった。
食券を買ったら、それを持って店の中に入る。
店内は中央に厨房があり、それをコの字形に通路が囲む形になっていて、客はその通路で立って食べるスタイルだ。
券売機で注文した内容はすでに厨房に伝わっているため、何も言わなくても、入口でうどんができるのを待って受け取るだけでいい。
厨房で働いているのは男性が一人だけだった。
しかも外国人である。
聞くと男性は中国から来たという。
これはいかにも利益率の高そうなビジネスモデルだと感心した。
うどんを受け取り、空いているカウンターで食べる。
カウンターの各区画には醤油と七味が置かれていて、それ以外は紙ナプキンと雑巾があるだけだった。
実にシンプルな作り。
同業の立ち食いうどん屋も似たようなものだけれど、とても新装開店したばかりのお店とは思えない。
さて、肝心なのはうどんである。
私が選んだのはこの店の最高額メニューの一つ「冷[大盛]デラックスおろし醤油」(1000円)である。
ネットの解説によれば、この店で「デラックス」と呼ばれるのは、うどんに肉と刻んだ油あげがトッピングされ、別皿に3種類の天ぷら(とり天、えび天、野菜天)が添えられることのようだ。
そういえばうどんを受け取る際、中国人の店員がカタコトの日本語で「とり天小さかったから2つ」というようなことを言っていた。
通常はとり天1個のところ、サイズが小さかったから2個にサービスしておいたということだろう。
ネットの評判ではこの店はとにかくうどんが最高に美味いという。
さてさて、どんなうどんなのか?
肉の下からうどんを引っ張り上げると、ツヤツヤした太めのうどんが顔を出した。
こいつにスダチを搾って醤油をかける。
確かに不味くはない。
しかしネットで書かれているほどに特別というほどでもないと思った。
近頃のうどん屋はどこも麺がしっかりしていて美味しいので、この店のうどんが殊更に美味しいとは感じない。
肉は余計だった。
薄い肉には特段の味付けもされておらず、そのまま食べると若干味が薄い。
うどんの美味さを引き立てるわけでもない。
つまり、私にとって「デラックス」は不必要なトッピングだったわけだ。
天ぷらは揚げたてのようで温かかったが、特別に美味しいというほどでもない。
サービスで2個に増えたとり天は若干冷めかけていて、多分残っていた分を私のお皿に盛ったのだと思う。
食べる前にネットの情報を見すぎるのはよくないようだ。
期待値が妙に上がってしまい、いつもの自分の選択とは違う過重なトッピングを選んでしまう。
その意味で今回の選択は全くの失敗だった。
これならば、行きつけの「いぶきうどん」の方が何倍も美味しいと思う。
ただ「おにやんま」の実力を最終的に判断するためには、一度温かい「かけ」を食べてみなければならないだろう。
五反田の人気店の実力を私なりに判断するのはそれからということになりそうである。
食べログ評価3.35、私の評価は3.30。
「おにやんま 吉祥寺店」 営業時間:平日 7:00 〜22:30 土日祝 7:00〜22:00 定休日:無休
