Jアラート

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朝起きてテレビをつけると、北朝鮮のミサイルが日本列島の上空を超え太平洋に落下したというニュースで大騒ぎだった。

ただ番組の中身は薄かった。同じ話の繰り返しだ。

実際この問題を解決する有効な手段がない以上、ニュースの中身が空疎になるのもやむを得ないだろう。

ミサイルが発射されたのは朝5時58分、そして6時2分、Jアラートが避難を呼びかけた。Jアラート=全国瞬時警報システムは、消防庁の管轄だと知った。

「避難しろと言われてもどこに逃げればいいのかわからない」

そんな市民の声がテレビから流れる。実際に日本列島にミサイルが落ちる場合、たまたま落下地点にいれば逃げようがない。

しかし核弾頭でなければ被害の範囲は限定される。頑丈な建物や地下に逃げるというのが正解なのだろう。少なくとも屋外にいるよりは建物の中に逃げ込むだけでも意味はある。

前にも書いたが、日本が壊滅的な被害を受けることはあまり考えられないと私は思っている。運が悪ければ死ぬ。それが北朝鮮のミサイルの脅威だ。

北朝鮮が本気で戦争を始めた場合、日本よりも韓国の被害が圧倒的に大きくなる。これは防ぐすべがない。だからアメリカも安易に北朝鮮を攻撃することができないのだ。

それでも、北朝鮮がこのペースで挑発行為を続けると、アメリカはいつまで我慢できるか、それは読みきれない。特にアメリカ本土にミサイルの脅威が及んだ場合、アメリカ政府が何もせず看過するとは思えない。

現状を冷静に見つめながら、激することなく、北朝鮮の内部崩壊を促す工作を進める以外、戦争を回避して問題を解決する道はない。戦争となれば、韓国、日本にある程度の被害が出ることは避けられないだろう。

アフガニスタンやイラク、シリアと北朝鮮は状況が違う。北朝鮮国内にトマホークミサイルを撃ち込んで、やってる感を出すという選択肢はないだろう。

やるなら短期集中的な先制攻撃を地上軍も含めて行う準備が必要で、トランプ政権にそこまでの覚悟はまだないだろう。

日本人には、事態を冷静に見つめ、自らの命は自ら守る覚悟が必要だろう。

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