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<吉祥寺残日録>大谷翔平結婚!4年に一度の閏日に発表されたサプライズが岸田総理出席の政倫審を吹っ飛ばす #240301

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昨日は2月29日、4年に一度の「閏日」であった。

この特殊な日をあえて狙ったのかどうか、夕方驚きのニュースが飛び込んできた。

「ドジャーズ大谷翔平が結婚を発表、お相手は日本人女性」

大谷翔平が自らのインスタグラムで発表したのだ。

私はちょうどその瞬間、岸田総理も出席して開かれていた政治倫理審査会のテレビ中継を見ていた。

自民党の派閥パーティーに絡む裏金疑惑を追及するための政倫審をめぐっては、誰が出席するのか、メディアに公開するのかで与野党が対立、二転三転の迷走を繰り返し予算審議にも影響を与える状況に苛立った岸田総理が、現職総理として初めて自ら出席しその様子をメディアにも公開する決断を下してようやく公開で開かれることとなった。

いち早く派閥解消を打ち出した時と似た捨て身の奇策に出た岸田総理だったが、政倫審ではこれまでの答弁を繰り返すばかりで、何ら新しい事実は明らかにならなかった。

予想されていたこととはいえ、改めて政治の闇を国民に印象づけるものとなった。

そして岸田総理に続き、二階派の事務総長を務める武田元総務相に対する質疑が行われている時、私はスマホで大谷結婚の一報を知った。

全く何の前兆もなかったので、正直驚いてすぐに妻に「大谷が結婚したって」と伝えながら、すぐにNHKから民放にチャンネルを回す。

当然民放各局はすぐにこの突然のニュースを興奮気味に伝えていたが、どこも中身はなく、大谷のインスタのメッセージを繰り返しながらスタジオでそれぞれ感想を述べ合うだけだった。

私は夕方ニュースの編集長時代の出来事を思い出した。

当時のスーパースター、イチローの結婚報道である。

一報が流れたのは午前中だったが、なかなか裏が取れず、ヤキモキしながらスポーツ局など各方面と連絡を取り合った事を思い出す。

スポーツ局のスタッフはどうしても野球そのものの取材に集中していて、プライベートの動きをウォッチしているわけではない。

ましてや報道局では誰も野球選手の私生活など日頃取材している者はいないため、この手のニュースは裏どりが極めて難しいのだ。

イチローの場合はお相手がTBSのアナウンサーで、一報段階ですでにその情報が明らかになっていたためただ裏どりするだけでよかったのだが、大谷の場合はお相手の素性も明らかになっておらず、さぞかしテレビ局の現場も混乱しただろうと想像した。

一夜明けて、大谷が結婚についての囲み取材に応じた。

いつもよりも大谷の対応はぶっきらぼうな印象で、お相手の素性は一般女性という以上には明らかにならなかった。

一応、一問一答を引用しておく。

 ―結婚おめでとうございます。入籍日と奥さんはどんな人。

 「日本人の方ですね。入籍日は特に言わないというか、言わなくていいかなと思ってるので。いたって普通の人というか、普通の日本人の人です」

 ―知り合ってどれぐらい。

 「正確な日付はちょっと分からないですけど、初めて会ったのは3年、4年前ですかね。3年ちょっとかな」

 ―FAする時の判断に関係があったか。

 「それは全くなかったですね。彼女自身も僕の意見を尊重してくれてますし、そこはここまで野球とは別のことなので。どこに行っても(一緒に)来るという感じだったので。そこは全く関係なく、自分がどこで野球をしたいかというところが一番のところだったかなと思います」

 ―なぜこのタイミングで発表した。

 「シーズン中より入る前が自分自身もそうですし、他の全部をトータルで見た時にもちろん入る前が一番ベストじゃないかなというところだったのと、時期に関しては書類を整理しないといけないところもあったので、時期的にもうちょっと早めにしたかったというのはあるんですけど、そういう関係で少し延びて今日になったという感じですかね」

 ―発表しなくてもいい中でアナウンスした。

 「一番は皆さんがうるさいので(笑い)。しなかったらしなかったでうるさいですし、今日まずここでして、あとは野球に集中したいなというのが一番ですね」

 ―結婚の決め手。

 「なんでしょうね。特にコレというのはないというか、一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっと(一緒に)いるところを想像できたんじゃないですかね」

 ―二刀流として成功し始めた3、4年前に出会い、食生活でも支えてくれた。

 「初めて会ったのがそれぐらいというだけで、実際には(交際が始まったのは)もっともっと後なので。シーズン中は特には(米国に)来てなかったですし、基本的には今まで通りというか、渡米してから今まで基本的には一人でいたので、そこは特に去年も変わらなかったかなとは思います」

 ―どんなところにひかれた。

 「コレというのはないですね。全体として雰囲気というか、一緒にいて楽しいですし。コレ一つというわけではなくて、全体的な雰囲気が合ってるかなというか」

 ―奥さんの好きな料理は。

 「まだ実際にはこっち(米国)に来てそこまで日はたってないというか、そんなに長いことではないので。まだそこまで食べてないですかね。たくさん食べたってわけではないです」

 ―プロポーズの言葉は。

 「普通に言いました。あえて言う必要はないと思います(笑い)」

 ―交際期間は。

 「どのぐらいなんですかね。初めて会ったのが3、4年前だというだけなので。実際にどのぐらいだったのは分からないです。婚約をしたのは去年だったので、それを指すなら去年ですかね」

 ―将来的に子どものイメージは  

「もちろんそうなればいいですけどね。自分以外のことは言うとかなわない気がするので、あんまり言いたくないっていうのが、って感じですかね」

 ―愛犬を飼いだしたのは結婚の影響も。

 「ぼやっとは考えてましたけど、基本的には(昨年9月に右肘の)手術した時もずっと僕が見てたので。基本的にはあんまりそこまでは。もちろんぼやっとは考えてましたけど、そこまで必ずという感じではなかったですかね」

 ―奥さんも犬好き。

 「僕が勝手にというか、僕はもちろん前々から飼いたいなというのがあったので。タイミング的に良かったというのが。電話した時にむしろビックリしてたぐらいの感じだったので」

 ―なれ初めは。

 「言えないです(笑い)。言えなくはないですけど」

 ―言える範囲で。

 「短いスパンで何回かたまたま会ったので。そこからというのが一番ですかね。日本でです」

 ―デートは外でもしていたのか。

 「外は行ってないですね。僕も基本的にはアメリカに、オフシーズンの最初、去年なんかは手術があったのでほぼ帰ってないですし、オフシーズンも基本的にはこっちにいたりすることもあったので、そんなに外に行くということはなかったですかね」

 ―おうちで時間を過ごした。

 「ラフな感じで過ごしてました。外に出たら皆さんがうるさいので(笑い)」

 ―一般の方で一緒に住んでいる。

 「そうですね。キャンプの途中でこっちに来ました」

野球と結婚したように見えた大谷翔平がどんな女性と結婚したのか、多くの人が興味を持つのは自然なことだが、どうやら大谷は新妻を表に出すつもりはないようだ。

スポーツメディアは本業の野球の取材に支障が出ると困るので、これ以上踏み込むことはないだろう。

しかし、芸能メディアがこんなビッグニュースを放っておくことはない。

今頃総力をあげて大谷を射止めた女性を特定するため走り回っているはずだ。

それほど遠くない将来、奥さんの名前や経歴などが明らかになるだろう。

タレントと結婚した田中将大などは奥さんの存在をオープンにして公式の場にも一緒に出かけたが、松井秀喜などは終始奥さんを表に出すことはなかった。

イチローと結婚した福島弓子さんも、時折球場でその姿が目撃されたものの基本的には影に隠れ、公の場でツーショットを見せることはなかった。

きっと大谷も大好きな野球に集中するため、松井やイチローのスタイルを踏襲するのだろう。

大谷結婚のニュースにメディアが躍る中、政倫審は2日目の今日、この問題の中核である安倍派幹部4人が出席した。

しかし、予想通り、その発言はこれまでの釈明の域を越えることはなく、野党側も新たな供述を引き出すだけの隠し玉も持っておらず、ダラダラと同じような質疑が続いた。

いつ誰がこのキックバックの仕組みを作ったのか、それにはどのような理由があったのかという問題の核心については一切明らかにならない。

このキックバックの仕組みを作ったのは森元総理ではないかと指摘されるも、すでに10年以上前の話であり、すでに国会議員を辞めている森さんを問い詰める術を野党は持っていないようだ。

本来ならば、メディアの関心が政倫審での自民党の不誠実な対応に集まるところが、大谷のニュースが飛び込んできたおかげで、国民の目を背けることに成功した。

そして、年度内に予算を成立されるために、強行採決に踏み込むことを決めた岸田さんにとっても大谷のニュースはありがたかったに違いない。

政倫審の中身のない議論を聞きながら、私は責任の所在をあえて曖昧にする日本社会のズルさを改めて再確認していた。

日本的な社会を飛び出して、個人としてはアメリカ社会で成功を収めた大谷翔平の幸せを陰ながらお祈りしたいと思う。

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