2022年の年間テーマである調理修行。

今回作るのは、我が家のカレンダー「和食の暦」に載っていた「公魚の南蛮漬」。
「公魚」とは、「ワカサギ」のことだ。
今はちょうど七十二候の「魚上氷(うおこおりをいずる)」ということで、凍った湖面に穴を開けて釣るワカサギはいかにも旬の食材という印象である。

今日は朝から、ちょっともこもこした雲が浮かんでいる。
まだ気温は低いままだが、降り注ぐ日差しには暖かさを感じる季節になった。
「さあ、ワカサギ食べてみよう」と思ったのだが、妻がスーパーに探しに行ったが、ワカサギは見つからなかったそうだ。
確かに、飲食店で食べることはあるが、自宅でワカサギを食べる習慣はないなあ。

ということで、妻が代わりに買ってきたのはアジ。
すでに頭や骨を取り除いた状態なので、そのまま料理に使える。
ここは「公魚の南蛮漬」を諦めて、「鯵の南蛮漬」を作ってみることにした。

「鯵の南蛮漬」は妻の定番料理なので、レシピを見ることもなく、妻流のやり方でどんどん作業を進めていく。
私は妻に命じられるままに、人参を千切りから、まあこのくらいは難しくはない。
その間に妻はささっと玉ねぎを薄切りにし、これを合わせてボールに入れる。

この野菜を調味料で味付けするのだが、これも妻が適当に酢、砂糖、醤油、塩を投入しあっという間にできあがった。
一応ミツカンのレシピで確認すると、調味料の分量は4人分でこんな感じだそうだ。
- 醤油 大さじ3
- 酢 3/4カップ
- 砂糖 大さじ6
- 水 大さじ4
まあ、このあたりは個人の好みだね。

続いて、アジに取りかかる。
軽く塩で味付けをして、小麦粉をまぶしていく。
レシピでは片栗粉となっていたが、妻のやり方は小麦粉である。

表面の水分を拭きとってから、まんべんなく粉がつくように表裏丁寧に。
これは一応、私が担当した。

フライパンに胡麻油をたっぷり入れて、粉のついたアジを並べていく。
この時、粉がついていない面があると油が跳ねるので要注意だ。

時々裏返しながら、表面がきつね色に変わるまでしっかり揚げる。
学生時代はよく揚げ物を作ったものだが、その後は面倒なので一度もやったことがなかった。
実に40年ぶりの揚げ物である。

しっかり揚がったら、油を切ってそのまま先ほど用意した野菜の中に。
かき混ぜるとアジがバラバラになるので、野菜の中にアジを静かに埋めていく要領だ。

これを容器に入れて、しばらく寝かせたら出来上がり。
冷蔵庫に入れて冷やしてもよし、常温で置いておいてそのまま食べてもよし。
これは確かに簡単な魚料理だ。

使い終わった油は、「油の吸収パッド」という奴をフライパンに入れて吸い取らせる。
学生の頃は、保管容器に入れて何度も使った記憶があるが、今時は一度使った油は捨てるのが主流なのだと妻は言う。
ちょっともったいない気もするが、それが時流なら仕方がないだろう。

こうして夕飯では、常温のまま焼酎と一緒にいただきます。
ちょっと塩が強かったが、しっかり味が染みていてお酒のつまみにちょうどいい。

残りは冷蔵庫に入れて、翌日のお昼のおかずになった。
まあ、このぐらいなら私一人でも作れるかな。
油を使う料理を試したので、今度はコロッケや天ぷらにも挑戦したいと夢は広がっていく。
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