妻の頭痛がこのところまた悪化している。私も最近ちょっと元気が今ひとつで、午前中はゴロゴロしながら、お正月に録画した「君の名は。」を観て過ごした。

気がつくと１時過ぎになっていて、妻が「どこかへ食べに行こう」と言った。

風がない街は暖かく感じた。少しブラブラして店を探す。妻はちょっとフラフラするという。

結局入ったのは老舗カフェの「吉祥寺  多奈加亭」。

１９７７年創業の紅茶とケーキが有名な女性に人気のお店だ。お隣には以前このブログでも書いた「茶房  武蔵野文庫」、２階には私の主治医「吉祥寺メディカルクリニック」がある。

入口では、ケーキや焼き菓子、紅茶などが売られている。種類は多い。

向かいにはカウンター。棚にはティーカップが並ぶ。

そして思いのほか奥行きがあり、テーブル席は女性客でほぼ満席だった。

いわゆるランチセット的なものはなく、ランチタイムに食事と飲み物を注文すると１００円引きとなる。

私が注文したのは不動の一番人気だという「多奈加亭サンド」（８２０円）。

きゅうり、トマト、自家製和風チキン、ベーコン、サニーレタスをマヨネーズでサンド。ブラックペッパーがアクセントになっているらしい。

期待しすぎたせいか、実際に食べるとちょっとがっかりな味だった。不味いわけではないが、不動の人気No.1というには物足りない。

他にもサンドイッチがいくつかあり、個人的には「コロッケサンド」に惹かれたが残念ながら「SOLD OUT」だった。

妻が注文したのは「スパイシーピラフセット」（９６０円）。

確かにスパイスが効いていて、多奈加亭サンドよりもこちらの方が美味しい。

ミニサラダとコールスロー、そしてすべてのランチにカップスープが付いている。

そして食事と合わせて２人とも頼んだのが・・・

「ブレンドティー」（６６０円）だ。

小さなポットに入って出てくる。私はストレート、妻はミルクティーを頼んだのだが、同じストレートティーのポットが２つ、妻の方にはミルクが別に付いてくる。

小さなテーブルはたちまち食器で埋め尽くされた。

砂時計も一緒に運ばれてきて、砂が落ち切ったらカップに注ぐように言われる。

茶こしを通して紅茶を注ぐ。量はカップ２杯分だ。

紅茶を飲むのは久しぶりだ。小さなクッキーが付いている。最近のお気に入りで、砂糖をスポーン２杯入れて、甘くして飲む。

追加のお湯をもらえるというので、２杯飲んだ後、差し湯を注文した。無料でもう１杯飲む。

そしてケーキ。豊富なケーキメニューがある。定番のケーキばかりだ。

一番人気の「レモンパイ」（３７０円）を注文してみた。思ったより大きい。レモンクリームもさることながら、その上の生クリームがとても美味しい。

だがこのお店、ランチとしてはお得感がない。２人で３７４７円。やはり食事ではなく、紅茶とケーキだけを楽しむのがいいような気がする。

食べログ評価３．５１、私の評価は３．３０。