妻がお酒を飲まないので、我が家ではほとんど吉祥寺の街でディナーに出かけることはない。
でも、夜しかやっていない魅力的なお店というのがある。
この人気店もそんな店の一つだ。

「トラットリア・チッチョ」。
2014年にオープンしたまだ新しいイタリア料理店。
しかし、週末の夜にはいつも予約で満席の吉祥寺でも有数の人気店だ。

私も何度かトライしたことがあるが、週末はその日に電話してもまず予約は取れない。
しかし今週、平日に電話したところ、5時から6時45分までなら席があると言われた。7時からは予約でいっぱいなのだろう。

午後5時、妻と2人で初めての「トラットリア・チッチョ」。
開店間際なのでまだ他の客はいなかった。
満島ひかり似の店員さんが暖かく迎えてくれた。
壁一面に飾られた額をオレンジ色の灯りがやさしく照らす。

この雰囲気は、確かにディナーでなければ出せないだろう。
まるでヨーロッパにいるようだ。

これが店のメニュー。
コース料理はなく、すべてアラカルトだ。
値段は、メイン料理でも2000円以下。
ケチな妻でも、許容範囲のリーズナブルな料理が並ぶ。

まずは、グラスの赤ワインをいただく。
「サンジョヴェーゼ」(495円)。
私にはこれで十分。安いグラスワインが置いてある店はありがたい。

お店自慢の前菜、「オイスターのカルボナーラ」(495円)。
オイスターは他に、フレッシュとジェノベーゼがあり、好みで1個から注文できる。

見た目の通り、濃厚な一品だ。
妻は牡蠣があまり好きではないので、私が一人でいただいた。

続いては、妻が選んだ「山梨うえのはら完全無農薬 ルッコラとパルミジャーノのサラダ」(935円)。

緑のルッコラに白いパルミジャーノチーズ。
実にシンプルで、美しいサラダだ。
このサラダは、妻も私も大満足。とても大人の味だ。

次は、妻が選んだ魚料理。
ストウブ鍋に入ったままテーブルに運ばれてきた。

店員さんが目の前でお皿に盛り付けてくれた。
「ザ・シンプル!! 白身魚のイタリアンロースト」(1430円)。
名前の通り、本当にシンプルだ。

この日の魚は、スズキだった。
軽く塩味が効いたシンプルな味。まさに妻好みの一品だ。
私にはちょっとシンプルすぎる。

「フォッカチャ」(330円)を一緒にいただく。

そして私が選んだ肉料理。
「カリっと仕上げた鴨胸肉のキャラメリゼバルサミコ 濃厚チーズリゾット」(1815円)。
この店のオススメ料理だという。

想像していた料理とは、かなり違った。
鴨肉は薄くスライスされているが、鴨肉らしい歯ごたえがある。
下に隠れているリゾットは、確かに濃厚なチーズな味をまとい、これだけでお腹がいっぱいになる重さがあった。

鴨肉を小さく切り、リゾットと一緒にいただく。
美味いが、バルサミコの酸味も相まって、私にはちょっと濃厚すぎる印象だ。

6時過ぎには、予約客で店内はいっぱいになった。
一番に食べ始めた私たちは、1時間ほどで食事を終えた。
お腹はいっぱい。妻もこの店が好きだという。
確かに、また来たくなるお店だ。

次に来た時は、パスタなど別のメニューを試してみたい、そう思った。
食べログ評価3.70、私の評価は3.70。
「トラットリア・チッチョ」 電話:0422-27-6393 営業時間: [月~木・日] 17:00~翌1:00(L.O 12:00) [金・土・祝前日] 17:00~翌3:00(L.O 2:00) 定休日:年中無休
素敵なお店ですね。ずいぶん昔、御殿山のあたりに住んでいたときは週末に散歩しました。許されるならもう一度住んでみたい街です。
お料理も素晴らしいですね。
ごちそうさまでした。
(=^・^=)