ブログを書くようになって行ったことのない店を優先するようになり、美味しいと思った店に通い詰めるということがなくなった。まあもともと通い詰めるタイプではないのだが・・・。

だが、妻に誘われて中華料理「翠蘭」を再訪した。
前回のブログにも書いたが、食べ損なったつゆそばがずっと心に引っかかっていた。

麺と具が別々に供される独特のスタイル。具は3種類ある。
何と言っても、まるで「かけそば」のような潔い中華麺。魅惑的だ。

前に伺った際には、もっと古い内装だった気がしていたが、今回じっくり見渡した印象はレトロだが上品な店の作りに感じた。

そして今回もまずポットの中国茶が運ばれてくる。これがいい。
お茶を飲みながらゆっくりとメニューを吟味する。

そして妻が注文したのが、前回と同じ「黄ニラと鶏肉の焼きそば」(1100円)。
実は前回何を頼んだか忘れていたのだが、ブログを見直してこの焼きそばが美味しかったことを思い出したのだ。もちろん、今回も美味しくいただいた。

そして私、今回はブレずに「五目つゆそば」(1200円)を注文した。
どうですか? この清々しい麺。

清湯スープの中に麺が美しく泳いでいる。
スープは、やさしい甘みのある私好みの味で、このまま食べてももちろん美味しい。私は最初具と麺を別々に食べていった。

こちらが具のお椀。エビやイカ、椎茸や白菜がゴロゴロと濃厚なとろみのあるスープの中に詰まっている。このままつまむとこれだけでちゃんとした料理だ。

濃厚な具と端麗な麺。これを交互に食べるのは、なかなか新鮮な印象だ。
ただ店の人に食べ方を聞くと、最初は別々に少し食べてから具を丸ごと麺に投入するのが普通だと言う。

言われるままに途中から具のお椀の中身を麺の丼に投入した。
すると、普通の五目そばのような味になってしまった。それはそれで美味しいのだが、個性がいきなり失われてしまったのが残念だと思った。
翠蘭のつゆそばはできるだけ、麺と具を別々にいただく方が良い気がした。
でも、やはりこの店は吉祥寺のナンバーワン中華だと思う。少なくとも我が家では圧倒的な人気店である。
食べログ評価3.58、私の評価は4.50。
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吉祥寺の中華料理店
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