人体実験

相変わらず歯が痛い。 来週まで待つのも不安になり、土曜にやっている歯医者を捜す。まずは「吉祥寺セントラルクリニック」。ネット上の評判はすこぶる良い。電話すると、初診はカウンセリングだけで治療はしないという。遠方から来る客…

ゴジラと縄文人

奥歯が痛い状態が続き、きのうから流動食しか食べていない。 今日は金曜で特段の予定がないため、昼食も家でお粥を食う。かなり煮くずれたお粥でも粒が残っているのでどうしても多少口を動かさざるを得ず、そうして少しでも歯が当たろう…

森と文明

8月9日から18日まで、妻と二人でカナダに旅行した。 避暑というにはいささか寒すぎた日もあったけど、初めてのカナダも楽しかった。改めてエッセイでも書きたいと思うのだが、果たして実現できるかどうか。 (注)後日、旅行記をま…

戦後処理

きのう8月1日は、34回目の結婚記念日。どこかでディナーでも食べようかと言っていたのだが、岡山で外食も多かったので家であっさりがいいということで一致した。 帰宅すると妻が、「花でも買ってくるのかと思った」と言う。確かにこ…

大東亜共栄圏

戦後71年目の8月がやって来た。 岩波新書の小林英夫著「日本軍政下のアジア〜「大東亜共栄圏」と軍票」を読む。著者は駒沢大学教授。この中に大東亜共栄圏というスローガンが生まれてきた時代の背景が書かれている。 「日中戦争がま…

甲を着た古墳人

仕事の関係で、群馬県立歴史博物館を見に高崎まで行ってきた。初めて降りた高崎駅。東京駅から1時間弱だ。 ちょうど昼飯の時間だったので、食べログで検索して大正8年創業のタレカツの店「栄寿亭」に行く。 西口を出て10分ほど。店…

日中戦争史

中公新書の大杉一雄著「日中十五年戦争史・なぜ戦争は長期化したか」を読み始めた。 与党が圧勝し、改憲勢力が衆参で初めて2/3を占める新たな政治状況が生まれる中で、過去の悲惨な歴史を学ぶ必要を感じる。 明治維新から日清日露を…

魯迅と日本

魯迅の「吶喊(とっかん)」を読む。 魯迅初期の作品をまとめたもので代表作「阿Q正伝」「狂人日記」などを収録する。 この本の冒頭に収録されている「自序」に魯迅の日本時代が書かれていた。 「私は、かつて四年あまりの間、しょっ…

なぜ戦争へ①

NHKスペシャル取材班編著「日本人はなぜ戦争へと向かったのか〜外交・陸軍編」を読んだ。 半分は研究者へのインタビューで期待したほどの中身ではなかったが、その中で興味を引いたのが永田鉄山という陸軍将校の存在だ。 山県有朋を…

日中国交正常化

中公新書の「日中国交正常化・田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦」を読んだ。 中央大学の服部龍二教授が情報公開された資料や関係者からの聞き取りをもとに国交正常化交渉の舞台裏を描いた本だ。日中国交正常化40周年を前にした20…

南京事件③

中公新書の「南京事件」をようやく読み終えた。著者の秦郁彦氏は、すでにイデオロギー論争になっていた南京事件について、出来るだけ多くの資料を集め実証的な検証を試みたのだと思う。 それでも様々な立場の人々からの批判は免れないの…

米内光政

いつものように公園一周のジョギング中、気がついたことがある。 池の水量がいつの間にか増えているのだ。七井橋のすぐ下まで水面が上がって来ている。どうしてなのか? ネットで調べてみても何の情報も得られない。なぜだろう? 阿川…

南京事件②

南京事件の話を続ける。秦郁彦氏の本の続き、南京事件に至る経過が書かれている。それによると・・・。 昭和12年7月7日 盧溝橋事件 7月11日 近衛内閣5個師団の河北派遣声明 7月末 北京・天津地区を占領 8月31日 北支…

南京事件①

図書館で中公新書の「南京事件」を借りた。著者は拓殖大学教授の秦郁彦氏。昭和61年の出版だ。ちょうどこの頃、南京事件に関する論争が熱を帯びていた。秦さんは執筆の目的をこう書いている。 「昭和47年の日中国交回復は一つの分岐…

核なき世界

久しぶりに夕方のニュースを見た。 午後5時すぎ、サミットを終えたオバマ大統領が広島に降り立ったのだ。テレビ各局はメインキャスターを広島に送り込み、その一部始終を中継で伝えた。 戦後71年、現役のアメリカ大統領による初めて…

沈黙

遠藤周作著「沈黙」を読んだ。 江戸時代の日本、しかも九州の片田舎で繰り広げられていたキリスト教徒弾圧の情景が生々しく描かれている。 この小説は踏み絵を踏んだ一人の外国人司祭の心の葛藤が主題だが、その中で遠藤さんは棄教した…

いのけん

図書館で「いのけん」という本を借りた。 「いのけん」とは「井の頭公園検定」の通称。2012年の井の頭自然文化園開園70周年、2017年の井の頭恩賜公園開園100周年を記念して始まったらしい。残念ながら、何年に最初の検定試…

ふるさと武蔵野

井の頭公園の新緑は本当に美しい。 日本の山はもともとあった広葉樹を切って、針葉樹を植えた。歴史を変えることはできないけれど、広葉樹林こそ日本の森だ。新緑と紅葉。日本の美の源泉だ。これを何で切ったかなあ。ああ、もったいない…

三十三間堂

京都に日帰り出張した。仕事そのものは期待したほどの成果がなく、予定より早く用事が終わった。 せっかく京都まで来たので、仕事の関係で一度行ってみたかった京都国立博物館に初めて入った。 最近、日本の美術品が気になるようになっ…