オーストラリアへの旅行に出発する前日、珍しく妻の方からランチの誘いがあった。
どうやら鰻が食べたくなったらしい。
ただ、そこはケチな妻のこと、高級な鰻専門店ではなく、ランチに鰻丼を提供している近所の居酒屋に行きたいという。
そのお店がこちら。
御殿山の吉祥寺通り沿いにある「和食居酒屋 魚-io-」である。
「魚」と書いて「イオ」と読む。
外国語かと思って調べてみたら、紀伊半島や徳島の一部で使われていた古い呼び名のようである。
通り沿いにから少し階段を上ってお店に入ると、ずらりと並んだ一升瓶が迎えてくれた。
私たちが吉祥寺に引っ越した頃、この場所には老夫婦が営む居心地のいい喫茶店があり、私たちの行きつけのお店にしようと思っていたら、残念なことにしばらくして店を閉めてしまった。
この居酒屋がオープンしたのは去年の8月だということで、初めての訪問である。
店内は若干リフォームされているものの、基本的な配置は喫茶店の頃と変わらないようだ。
居酒屋とはいえ、ランチにも力を入れているようで、そのメニューがこちら。
店名の通り、刺身や焼魚がメインのようだが、唐揚げやもつ煮といった居酒屋メニューも食べられるようだ。
妻は迷わず「鰻丼定食」、私は「自家製もつ煮定食」を注文する。
このお店は喫茶店の頃から、吉祥寺通りに面して大きな窓が切られていて、明るい光が差し込むと同時に行き交う車がよく見える。
決して広い店ではないけれど、広々とした気分になれるお店である。
そんなことを考えながら待っていると、妻が注文した「鰻丼定食」(1500円)が運ばれてきた。
鰻屋特有の濛々たる煙は立ち込めていないので、最近普及している自動の鰻焼き機で焼いたものなのか?
近頃は、安価な鰻専門チェーンが増えて、牛丼屋でも鰻が食べられるようになった。
とはいえ、1500円という値段の割にはそれなりに立派な鰻で、妻には十分なボリュームだったらしい。
私も一口いただいたが、まあまあ、可もなく不可もなくという鰻である。
少し遅れて、私が頼んだ「自家製もつ煮定食」(1200円)もやってきた。
魚を売りにする居酒屋のもつ煮、果たしてどんなものだろう?
居酒屋のもつ煮と言えば、たいてい小鉢に入って出てくるものだが、さすがにランチのメインともなれば丼にたっぷりと注がれている。
まず目が止まったのは、もつの大きさ。
私がイメージするもつ煮のもつに比べて、1個の大きさが大きい。
そしてしっかり洗って滑りを取り除いているようで、もつ独特の臭みが全くない。
もつが苦手な人には食べやすく、クセの強いもつ煮が好きな人には少し物足りないあっさりとした上品なもつ煮であった。
付け合わせの汁物は、魚のあら汁である。
こちらはしっかりあらの旨みが染み出していて、なかなか美味い。
つまみの昆布?とあっさり味の玉子焼きも悪くない。
そして、ランチ定食にはすべてアイスコーヒーかアイスティーが付いている。
まあ、この定食でこの値段、まずまず昨今の吉祥寺ではリーズナブルと言えるだろう。
食べログ評価3.18、私の評価は3.30。
「和食居酒屋 魚-io-」
電話:0422-29-8279
営業時間:火−金 12:00 - 14:00/17:00 - 23:00
土日祝 12:00 - 14:00/16:00 - 23:00
定休日:月曜
