<きちたび>3泊4日ウラジオストクの旅①  入出国カードの記入も必要なし!ロシアの旅はすごく便利になっていた

機内手荷物に注意

さて、オーロラ航空の飛行機の話をしよう。

プロペラ機ボンバルディアDHC-8-400。飛行場のはずれに止まっている小さな旅客機だ。空港ビルからはバス一台ですべての乗客を運ぶ。

タラップを自ら備えているため、乗客はバスを降りてそのまま飛行機に乗り込む。よくいえば、ちょっとしたプライベートジェット気分が味わえる。

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飛行機が小さいので機内持ち込みできる荷物も制限されると書かれていたため、40リットル入るいつものリュックの中に、無くなっては困るものだけ詰めた小さなリュックを収めておいて搭乗カウンターで尋ねた。大きすぎると言われたら、小さなリュックだけ持ち込んで、大きなリュックは南京錠をかけて預ける予定だった。

しかし、そこはロシアの航空会社。大きいリュックも簡単に持ち込みOKが出た。実際、リュックは柔らかいので機内の棚にちゃんと収まった。

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機内の案内表示もキリル文字で書かれていて、ロシアに行くんだという気分になる。

冷戦時代に育った私たちの世代にとってロシアはやはりちょっと身構えるが、事前に心配したことはあっけなくクリアした。昔は規則で縛られていたのだが、ロシア人はもともと大雑把な民族のかもしれない。

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飛行機は定刻に成田を飛び立つ。意外なことに機内は満席だ。そのほとんどが日本人の観光客。こんなたくさんの日本人がウラジオに旅行しているとは少し驚きだ。

飛行機は新潟、佐渡の上空を通り、日本海を北上する。ウラジオは北朝鮮国境からも遠くはない。

今年は1月に南北の軍事境界線、5月には中朝国境の丹東へも行った。

本当はロシアと北朝鮮の国境も見てみたかったのだが、短期の観光旅行では難しそうなので、今回は諦めた。

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成田を発ってから2時間。眼下には、シベリアの大地が見えてきた。飛行機の窓が汚くてうまく写真が撮れないが、どこまでもどこまでも無人の森林地帯が続いていた。

私が座った飛行機の右側からはほとんど街らしきものを見かけることもなく、ウラジオの空港に到着した。どうやら進行方向左側の方からなら海や街が見えるという。

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着陸の直前、民家が見えた。

これは農家か? それともロシア人が愛してやまないと言われる「ダーチャ」という名の別荘なんだろうか?

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