「右足が頑張ってくれた」 試合後、彼はそう語った。
Embed from Getty Imagesケガで2ヶ月リンクに立てなかった羽生結弦。
平昌に入るまで本当にオリンピックに出場できるのか危ぶまれていた。しかしぶっつけ本番で臨んだ昨日のショートプログラムで完全復活。気迫あふれる演技でトップに立った。
Embed from Getty Images圧倒的な会場の盛り上がりに、次に登場したアメリカの金メダル候補ネイサン・チェンは信じられないミスを連発。最大のライバルが自滅した。
2位はスペインのフェルナンデス、3位に宇野昌磨がつけた。100点越えの選手が4人というハイレベルな大会となる。
Embed from Getty Imagesそして迎えた今日のフリー。羽生の曲は陰陽師から「SEIMEI」だ。
羽生は完璧な立ち上がり、体力的にきつくなる後半ではジャンプが乱れたが、大きなミスなく最後まで滑りきった。滑り終わった時、勝利を確信したという。
Embed from Getty Images最終演技者の宇野昌磨は「ベストの演技をすれば勝てる」と思ったという。そんな宇野は最初のジャンプで転倒。「笑ってしまって後は全力でやった」と話した。
Embed from Getty Images私の目には宇野の演技はそれほどとは思わなかったが、後半最後の連続ジャンプが得点を稼いだのか、2位のフェルナンデスを逆転、銀メダルを獲得した。
Embed from Getty Imagesショートで失敗したネイサン・チェンもフリーでは意地を見せ、5つの4回転ジャンプを成功させて羽生を上回る最高得点を叩き出した。ソチ五輪の浅田真央を思い出す。オリンピックという特別な舞台は、実力だけでない運命のようなものを感じる。
Embed from Getty Images羽生の2大会連続の金メダル。この種目の連覇は実に66年ぶりだ。66年前に連覇を達成したのはアメリカのディック・バトンという人らしい。まだご存命でツイッターに祝福のメッセージを送ってくれたという。
そして宇野が銀メダル。フィギュアで2つのメダルも初めてのことだ。
まずは、羽生と宇野を祝福したい。
Embed from Getty Images今日、試合を見ながらひとつ疑問に思ったことがあった。
試合前に羽生が行うルーティーンだ。十字を切っているように見える。しかし、よく見ると普通の十字ではない。その後、合掌。
Embed from Getty Imagesキリスト教? 仏教? 神道?
このルーティーンにはどんな意味があるのだろう。
詳しいことはわからないが、ネットで調べてみると、ひとつ興味深い説が出ていた。
あれは十字を切っているのではなく、「士」という文字を体の上で書き、体の軸を確認しているのだというのだ。どうやら「報道ステーション」で松岡修造さんがそう解説していたらしい。であるなら、ちゃんと取材した上での解説なのだろう。
確かに、十字を切った後、腰のあたりでも横に指を動かしている。間違いなく、「士」という文字を上半身に沿って指で書いている。体の軸を確認しているのだろう。
Embed from Getty Images羽生の金と宇野の銀。これで今大会の日本のメダルは9個となり、海外で開かれた冬季オリンピックとしては最多となった。
羽生はまだ23歳。三連覇の期待も広がる。
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