噛めた!

先週から悩まされていた歯の痛みが日曜日になってようやく引き始めた。3日続けたドロドロごはんに代えて、きのうの夜にはカレーを食べた。それでも具はどれも小さく刻み、さらにミキサーにかけてほとんど噛まなくても食べられるようにし…

人体実験

相変わらず歯が痛い。 来週まで待つのも不安になり、土曜にやっている歯医者を捜す。まずは「吉祥寺セントラルクリニック」。ネット上の評判はすこぶる良い。電話すると、初診はカウンセリングだけで治療はしないという。遠方から来る客…

ゴジラと縄文人

奥歯が痛い状態が続き、きのうから流動食しか食べていない。 今日は金曜で特段の予定がないため、昼食も家でお粥を食う。かなり煮くずれたお粥でも粒が残っているのでどうしても多少口を動かさざるを得ず、そうして少しでも歯が当たろう…

歯と頬が痛い

五輪が終わった日本列島を3つの台風が次々に襲った。 3つの台風はお互いに影響し合って迷走し、最初に11号が東北・北海道に、続いて9号が首都圏を直撃した後に東北・北海道へ。そして最後に、西に向かっていた10号が進路を変え勢…

森と文明

8月9日から18日まで、妻と二人でカナダに旅行した。 避暑というにはいささか寒すぎた日もあったけど、初めてのカナダも楽しかった。改めてエッセイでも書きたいと思うのだが、果たして実現できるかどうか。 (注)後日、旅行記をま…

戦後処理

きのう8月1日は、34回目の結婚記念日。どこかでディナーでも食べようかと言っていたのだが、岡山で外食も多かったので家であっさりがいいということで一致した。 帰宅すると妻が、「花でも買ってくるのかと思った」と言う。確かにこ…

大東亜共栄圏

戦後71年目の8月がやって来た。 岩波新書の小林英夫著「日本軍政下のアジア〜「大東亜共栄圏」と軍票」を読む。著者は駒沢大学教授。この中に大東亜共栄圏というスローガンが生まれてきた時代の背景が書かれている。 「日中戦争がま…

天然うなぎ

7月30日、岡山で迎えた土曜丑の日。妻は友人とのランチでうなぎを食べるというので、待ち合わせのお店まで車で送り届ける。 畑の管理をお願いしている「宿(しゅく)の伯母ちゃん」の携帯電話が調子が悪いということで、ドコモショッ…

犬と音楽

江國香織さんのエッセイを読む。「雨はコーラがのめない」。雨とは、彼女が飼っているオスのアメリカン・コッカスパニエル、要するに犬の名前だ。 彼女の作品を読むのは初めてだ。電車の中で簡単に読める短編がいいかなと思って、図書館…

あんぽん②

佐野眞一著「あんぽん」、孫正義さんのその後だ。 孫正義が16歳、高校を退学してアメリカに渡った経緯が書かれている。佐野氏は孫の恩師たちから話を聞いて回る。どの教師にも孫は強い印象を残している。 小学校の恩師は、孫のかっと…

あんぽん①

佐野眞一の「あんぽん・孫正義伝」を読み始めた。孫正義さんはまぎれもなく日本の同時代人として最も興味深い人物のひとりである。まずはそのルーツが描かれる。 孫正義は昭和32年8月11日、佐賀県鳥栖市本鳥栖町無番地で生まれた。…

宴のあと

三島由紀夫の「宴のあと」を読んだ。恥ずかしながら三島の作品を読むのは初めてだ。まず思ったのは月並みだが、文章のうまい作家だということ。 「この女主人の名を福沢かづという。かづは豊麗な姿のうちに一脈の野趣があって、いつも力…

ホームラン競争

きょうは千葉や神奈川で1時間に100ミリの雨が降った。東京も心配されたが豪雨にはならなかった。それでも井の頭公園の草花は雨露に濡れて重みで垂れ下がっていた。 そして革命記念日のフランスではニースで大型トラックが花火見物の…

日中戦争史

中公新書の大杉一雄著「日中十五年戦争史・なぜ戦争は長期化したか」を読み始めた。 与党が圧勝し、改憲勢力が衆参で初めて2/3を占める新たな政治状況が生まれる中で、過去の悲惨な歴史を学ぶ必要を感じる。 明治維新から日清日露を…

屋外プール

きょうは予報通り、暑かった。というか、くそ暑かった。武蔵野市も37度を超えたらしい。 こんな日にジョギングなどしたら死んでしまうと思い、市民プールに行くことにした。自転車でまず図書館に寄り本を何冊か借りる。自転車で風を切…

魯迅と日本

魯迅の「吶喊(とっかん)」を読む。 魯迅初期の作品をまとめたもので代表作「阿Q正伝」「狂人日記」などを収録する。 この本の冒頭に収録されている「自序」に魯迅の日本時代が書かれていた。 「私は、かつて四年あまりの間、しょっ…

なぜ戦争へ①

NHKスペシャル取材班編著「日本人はなぜ戦争へと向かったのか〜外交・陸軍編」を読んだ。 半分は研究者へのインタビューで期待したほどの中身ではなかったが、その中で興味を引いたのが永田鉄山という陸軍将校の存在だ。 山県有朋を…

うなぎ ます田

※注意※ 2017年2月「ます田」がなくなり、別のうなぎ屋に変わっているのを確認しました。 4月に解禁された就職活動。大学近くで一人暮らしをしている三男が、この3ヶ月間ずっと我が家にいた。妻も食事や洗濯を手伝って就活を応…

日中国交正常化

中公新書の「日中国交正常化・田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦」を読んだ。 中央大学の服部龍二教授が情報公開された資料や関係者からの聞き取りをもとに国交正常化交渉の舞台裏を描いた本だ。日中国交正常化40周年を前にした20…

愛の暴走族

レトロなクラシック喫茶店「BAROQUE」で、北村薫・宮部みゆき編「とっておき名短編」を読む。 最初に登場する作品は、穂村弘著「愛の暴走族」。わずか4ページの短い作品だ。 とても印象的な作品だったので、そのまま書き写させ…

サイネージ

「デジタルサイネージジャパン2016」という展示会に行った。 デジタルサーネージとは、最近駅や街中でよく見るようになった「電子看板」。ポスターに代わり、大型モニターに映像が表示される。動画も流せるようになり、4Kサイネー…

南京事件③

中公新書の「南京事件」をようやく読み終えた。著者の秦郁彦氏は、すでにイデオロギー論争になっていた南京事件について、出来るだけ多くの資料を集め実証的な検証を試みたのだと思う。 それでも様々な立場の人々からの批判は免れないの…

米内光政

いつものように公園一周のジョギング中、気がついたことがある。 池の水量がいつの間にか増えているのだ。七井橋のすぐ下まで水面が上がって来ている。どうしてなのか? ネットで調べてみても何の情報も得られない。なぜだろう? 阿川…

カルガモ

咳が止まったのを受けて、一昨日から井の頭公園のジョギングを再開した。朝から爽やかな晴天。午前の予定がなかったので、軽く池の回りを走った。久々なのでちょっと不安だったが、池一周はもはや問題ない感じ。 七井橋を過ぎたあたりで…

南京事件②

南京事件の話を続ける。秦郁彦氏の本の続き、南京事件に至る経過が書かれている。それによると・・・。 昭和12年7月7日 盧溝橋事件 7月11日 近衛内閣5個師団の河北派遣声明 7月末 北京・天津地区を占領 8月31日 北支…

南京事件①

図書館で中公新書の「南京事件」を借りた。著者は拓殖大学教授の秦郁彦氏。昭和61年の出版だ。ちょうどこの頃、南京事件に関する論争が熱を帯びていた。秦さんは執筆の目的をこう書いている。 「昭和47年の日中国交回復は一つの分岐…

海賊

伊勢志摩サミットが始まった。ホストの安倍さんは張り切っているが、かつてのようにサミットが注目を浴びることはない。私が報道の現場を離れているから、そう感じるのだろうか? 安倍さんは唐突に、「世界経済はリーマンショック前の状…

起業家

サイバーエージェントの藤田晋社長が書いた「起業家」という本を読んだ。 ITバブルを生き延びて日本を代表するIT企業に成長したサイバーエージェントの舞台裏を正直に書いたものだ。 この中で、意外なことが書かれていた。サイバー…

沈黙

遠藤周作著「沈黙」を読んだ。 江戸時代の日本、しかも九州の片田舎で繰り広げられていたキリスト教徒弾圧の情景が生々しく描かれている。 この小説は踏み絵を踏んだ一人の外国人司祭の心の葛藤が主題だが、その中で遠藤さんは棄教した…

蒼ざめた馬を見よ

五木寛之さんの「蒼ざめた馬を見よ」。初期の短編を集めた文庫本を読んだ。 ソ連の有名作家が密かに書いたとされる長編小説を世に出すために、新聞社を辞め、レニングラードでスパイもどきの活動をすることになった日本人記者・鷹野を主…

いのけん

図書館で「いのけん」という本を借りた。 「いのけん」とは「井の頭公園検定」の通称。2012年の井の頭自然文化園開園70周年、2017年の井の頭恩賜公園開園100周年を記念して始まったらしい。残念ながら、何年に最初の検定試…

大河の一滴

「林住期」に出会い、五木寛之さんの本を少し読んでみることにした。 「大河の一滴」・・・平成11年、1999年の世紀末に幻冬社から初版が出ている。 17年後の今読むと五木氏自身、世紀末のムードに影響を色濃く受けているように…

レヴェナント

GWの連休前の木曜日。朝から一日中雨が降り続いた。 午前中の打ち合わせが終わり、いくつか仕事が進展した。午後、時間があいたので映画を観ることにする。有楽町マリオンで上映中の「レヴェナント〜蘇りし者」。レオナルド・ディカプ…

沖縄

沖縄国際映画祭に行ってきた。 那覇のメイン会場を視察して、桜坂劇場という小さな映画館で短編映画を2本見る。それぞれ福島と飯能を舞台にした地方創生映画だ。地方創生の予算を使ったこうした映画作りがはやっている。沖縄国際映画祭…

花冷え

4月に入り、公園の桜も満開になったが、天気が良くない。この日も雨が降った。それでも、大勢の花見客が公園に押し寄せて来る。 この季節、太陽が出ないとやはり寒い。花見も楽じゃない。でも、しっとりした空気の中で見る桜と新緑は瑞…

三十三間堂

京都に日帰り出張した。仕事そのものは期待したほどの成果がなく、予定より早く用事が終わった。 せっかく京都まで来たので、仕事の関係で一度行ってみたかった京都国立博物館に初めて入った。 最近、日本の美術品が気になるようになっ…