南京陥落80年②

南京陥落から80年を迎えたこの日、2つのニュースが目に止まった。 一つは中国を訪問している韓国の文在寅大統領の発言だ。連合通信の記事を引用する。 『中国を国賓訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、最初…

南京陥落80年

この冬最強の寒波が日本列島を覆い、井の頭公園の池にもうっすらと氷が張っているように見える。 珍しいのでカメラを取り出し写真を撮った。 12月、日に日に寒くなるのは当たり前だが、テレビの報道・情報番組では長々とお天気のネタ…

大虐殺記念館③

南京事件をテーマとした「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」のリポートを更に続ける。 この記念館で南京事件がどのように伝えられているかを詳しく書くことを目的にしている。 前回書いた「集団虐殺」の次に展示されていたのは「個別…

大虐殺記念館②

南京事件をテーマにした「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」の続きを書く。 長く詳細な論争が続くテーマだけに、このブログでは、この記念館で南京事件がどのように伝えられているかという観点でまとめる。日本側での主張は様々な出版…

大虐殺記念館①

南京の旅シリーズ第7弾。今回の旅行でぜひ訪れたかった場所だ。 南京大虐殺記念館、正式名称は「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」。「南京事件」をテーマにした博物館のような施設だ。広島や長崎の原爆資料館が日本人から見た原爆の…

“まぼろし”

南京に行く前にぜひ読んでおきたい本があった。 鈴木明さんが書いた『「南京大虐殺」のまぼろし』である。 いわゆる「ネット右翼」と称される人たちが「南京大虐殺はなかった」と主張する際に、バイブルのように扱われることがある。第…

南京事件③

中公新書の「南京事件」をようやく読み終えた。著者の秦郁彦氏は、すでにイデオロギー論争になっていた南京事件について、出来るだけ多くの資料を集め実証的な検証を試みたのだと思う。 それでも様々な立場の人々からの批判は免れないの…

南京事件②

南京事件の話を続ける。秦郁彦氏の本の続き、南京事件に至る経過が書かれている。それによると・・・。 昭和12年7月7日 盧溝橋事件 7月11日 近衛内閣5個師団の河北派遣声明 7月末 北京・天津地区を占領 8月31日 北支…