今日の昼時、妻は親知らずの抜歯の準備で都心の病院へ。
私は一人、適当にランチを済ませることになった。
今年の初めから利用し始めた「ANAポケット」というアプリでマイルを稼ぐため、このところ毎日自転車で5キロほど走ることが日課となっているため、今日も少し離れた行ったことのないお店でランチを食べようと考えた。
やってきたのは、吉祥寺のお隣、杉並区の西荻窪。
Googleマップを頼りにたどり着いたのは、西荻窪駅前から伸びるお馴染みの通りだった。
この通りにはお気に入りのカレー屋さん「SPOON」や「CAFEオーケストラ」などがポツポツあって、以前から時々訪れる私の好きな通りであるが、2階にあるこんなカレーショップのことは全く知らなかった。
「インド風カレーライス フェンネル」。
通りに面した階段の上がり口に、目立たない手作りの看板が置かれている。
白く塗られた階段を2階に上がる。
かなり年季の入った民家を改装したらしいお店である。
入り口のガラスの扉には「curry shop fennel」とカフェのような文字で書かれていた。
食べログで「西荻窪 ランチ」と検索し、最上位に表示されたお店だったので行列覚悟で訪れたのだが・・・
中に入ると、客は1人もいなかった。
すでに午後1時を回っているとはいえ、あまりの客の少なさに拍子抜けする。
古い民家を改装したらしき店内にはテーブル席はなく、カウンター席のみ。
店を切り盛りするも調理をする男性1人のようだ。
私はお店の奥、隅っこに設られたカウンター席に座る。
廊下の隅に無理やり作った書斎のようで、妙に居心地がいい。
吉祥寺とは違う、いかにも西荻窪っぽい手作り感あふれるお店だと感じる。
本日のカレーは4種類。
反射的に大好きな「バターチキン」を注文したのだが、メニューにしっかり目を通す中で、一番上に書かれていた「ポークビンダルー」というのがすごく気になり始め、厨房を覗いて注文を変更してもらった。
「お酢の効いた辛い」カレーというのがどんなものか、未知の味に挑戦である。
カレーができるまで、改めて店の中を観察する。
私が座ったカウンター席の目の前には、古い小引き出しなどが置かれ、木彫りの熊などと並んで図書も置かれていた。
どれもゆるい感じの本ばかり。
オーナーさんの趣味がうかがえる。
お一人でやられているので時間がかかるかなと思っていたら、案外早くカレーが運ばれてきた。
こちらがインド・ゴア地方の酸っぱくて辛いカレー「ポークビンダルー」(1300円)。
想像していたよりも、普通のカレーライスといった見た目だった。
豚肉は、脂の部分を削ぎ落として、柔らかくなるまでじっくり煮込んでいるという。
確かに柔らかい。
それでいて、肉の旨みがしっかりと味わえる。
パクチーが散らしてあるのも個性的だ。
ライスの上に、豆のカレーが少量だけ乗っているのはなぜだろう?
これはカレーではなく、一種の調味料なのだろうか?
カレーの皿とは別に、副菜の小皿が添えられている。
複数の野菜のピクルスとポテトサラダだ。
どれも美味しくて、カレーの辛さを緩和してくれる。
そして肝心のカレーだが、確かに酸味が強く、かなり辛い。
この酸味はトマトによるものか、ヨーグルトによるものかは不明。
だが、クセになるような美味しさがある。
惰性でバターチキンに逃げず、「ポークビンダルー」を選んだのは正解だった。
ただ、久しぶりに本格的に辛いカレーを食べ、お腹の方が大丈夫かいささか心配だ。
支払いの際に聞くと、このお店をオープンして3年になるという。
男性1人で営む目立たないお店が食べログで高い評価を得て、わずか3年で百名店の仲間入りを果たしているのもすごいことだ。
西荻窪、やはり奥が深い。
もっと自転車に乗って探索に来よう。
食べログ評価3.90、私の評価は3.60。
「カレーショップ フェンネル」
電話:03-5941-9835(予約不可)
営業時間:11:30 - 19:00
定休日:月曜、火曜
https://www.instagram.com/curryshopfennel/
