米朝首脳、再び

トランプ  vs  金正恩。

二度目となる米朝首脳会談が始まった。今回の舞台はベトナムの首都ハノイだ。

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首脳会談が行われたのは、フランス植民地時代の1901年に開業した老舗ホテル「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」。ベトナムが誇る最高級ホテルだ。

実はこのホテルに私は泊まったことがある。1980年代のことだ。

当時は「トンニャット・ホテル」と呼ばれていた。「トンニャット」とは統一という意味だ。

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まだ一般の人がベトナムに行けない時代、取材ビザを取得したジャーナリストがハノイを訪れると、このホテルに案内された。

当時は、最高級ホテルとは思えない古い建物で、バックパッカーが宿泊する安宿のような佇まいだった。私が宿泊した6月はとても湿度が高い季節だが、エアコンが効かないので想像を絶するような蒸し暑さで大変寝苦しかったことを覚えている。

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国営ホテルから再びフランス資本となり、あの頃とは見違えるように蘇った「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」。

とても同じホテルとは思えない。

米朝首脳会談のニュースをライブでウォッチしながら、個人的にはむしろ30年以上前の思い出が蘇っていた。

 

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両首脳は、前回のシンガポール同様、両国の国旗の前で握手を交わした。今回も金正恩氏の表情は硬い。

その後、2人だけの会談。わずか20分ほどの短い会談だった。そして双方の側近を交えての夕食会。どこまで交渉が進展するのだろうか?

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トランプさんが「歴史的偉業」を狙う今回の首脳会談だが、去年のシンガポールに比べると関心は高まらない。まだ朝鮮半島に緊張が漂い両首脳が会うだけでビッグニュースだった前回と違い、もうすでに北朝鮮の攻撃的姿勢は影を潜め、トランプさんの政治手法にもすっかり慣れてしまった。

そんな中で私が注目するのは、地球の反対側ワシントンで行われるマイケル・コーエン氏の議会証言との関係だ。

アメリカからの報道によると、トランプ大統領の元顧問弁護士だったコーエン氏はトランプ氏のことを「人種差別主義の詐欺師」だと証言すると言われている。

トランプさんは、「彼は嘘を言っている」といつも通りフェイクニュースだと言うのだろうが、野党の追及は強まるだろう。

ハノイとワシントンから発せられる2つのニュースをアメリカ国民がどのような反応を示すのか、それが私の関心だ。

いずれにせよ、情報が出てくるのは明日。予断を持たずに、次のニュースを待ちたいと思う。

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