<吉祥寺残日録>梅雨入りの日、健康保険について考える #200612

昨日の朝、東の空にすごい雲が浮かんでいた。

コロナのおかげで家にいる時間が長くなり、空を眺めることが多くなると、雲ひとつない青空よりも雲がある青空の方が好きになった。

前日から強い風が吹いていて、何かが起きそうな天気である。

都心でも青空に引きちぎられたような白い雲が強風に流されて行く。

昨日は会社に行って、6月末の退職に向けての手続きを確認する日だった。

人事セクションの担当者から、必要な手続きや給与の扱いについて説明を受ける。

重要なのは、次の3つだ。

①雇用保険

退職に伴って会社が「離職票」という書類を作成し、7月中旬ごろ自宅に届けてくれると言う。離職票は失業保険の申請に必要で、自宅で保管している「雇用保険被保険者証」と一緒にハローワークに持って行くらしい。

②厚生年金保険

7月1日の週に「資格喪失手続き」というものを会社が行う。私自身は何もすることはないそうだ。厚生年金の支払いはこれで終了、国民年金の方は60歳で支払いを終了している。私の世代は過渡期なので、63歳から一部受給が始まり、65歳で満額受け取れるようになる。

③健康保険

一番重要だったのは、退職後の健康保険をどうするかという点だった。6月末で退職するとその翌日から被保険者の資格を失うという。7月以降病院を受診するためには新たに健康保険に入り直す必要があるのだが、これがいささか面倒臭い。

私は60歳を前に関連会社に移ったのだが、元いた会社と今の会社では加入している健康保険組合が違う。そのため会社からの説明によると、私には3つの選択肢があるという。

1.国民健康保険に加入する、2.今の会社の健康保険組合に任意継続する、3.元いた会社の健康保険に再加入する、の3つである。

それぞれの健保組合や市役所に問い合わせた結果、どうも元いた健康保険組合に再加入するのが一番有利なようだ。何と言っても、30年以上保険料を払い続けてきたのだから、当然と言えば当然だろう。ただ再加入の条件があって、年金受給年齢に達している必要があるという。私の場合、年金を受け取れる前に自分の意思で退社するので、この要件に合致しない。

私の世代は63歳から年金の一部が受け取れる。だから来年3月になれば、元いた会社の健康保険に再加入できるということだった。

それまでの9ヶ月をどう凌ぐのか?

もう少し時間があるので、悩むことになりそうだ。

ついでに妻が市役所に問い合わせると、住民税の担当にも電話を回してくれたらしく、退職後は自宅に住民税の納付書が送られてくると言われた。

今までは全て会社にお任せしていたため、私はほとんど知識がなかったが、これからは自分でちゃんと理解しながら支払わなければならない。

ちなみに住民税の場合、会社が給与から天引きしてくれることを「特別徴収」、納付書を受け取って自分で払うことを「普通徴収」ということを初めて知った。これまでの天引きは「特別」であって、退職後は「普通」になるのだ。

計算してみると、退職後の税金と保険料はかなりの額になる。

今年はじっと家にこもり、節約に努めることになりそうだ。

東京の空は、予報通り午後には曇り、やがて雨が降り始めた。

気象庁は昨日、関東甲信のほか、九州北部、北陸、東北南部の梅雨入りを発表した。

関東では、平年より3日遅い梅雨入りだという。

今年の梅雨は、しみじみと雨を眺めることになりそうだ。

コメントを残す