最強クラスの台風19号が接近しているというので、重要な用事もない私は早めに吉祥寺に戻った。
昼過ぎに吉祥寺についた私は、妻が行きたがらない店でランチを食べることにした。

妻が絶対に行かない店。
そんな店の一つがこちらのド派手な看板、「武蔵野アブラ学会 吉祥寺店」。
武蔵野のB級グルメ「油そば」の専門店だ。

「武蔵野」という店名だが、本店は早稲田にあるらしい。
お店のサイトを見ると、こんな説明が書かれていた。
当店は、武蔵野地方で共に青春を送り、武蔵野のソウルフードと言える油そばをこよなく愛した男達により創設された油そば専門店であります。
「武蔵野の学生に愛されてきた味を広めたい」
日本全国津々浦々にまで広めたい。いや世界に羽ばたかせたい。
その想いが原点にあります。
そう、今や各地にお店が広がる「油そば」のルーツは、東京・多摩地区にあるのだ。

1階は厨房を囲むようにカウンターがあり・・・

2階席もあるようで、入り口近くのモニターに2階の様子が映し出されていた。
その左側にある筒は2階に料理を運ぶ手動エレベーターになっていて、料理を2階に上げると、店員がマイクで2階の客に伝え客自身が取り出す仕組みになっていた。

この店のメニュー。
通常の油そばに比べ、ど迫力のメニューが並ぶ。
60代のオヤジにちょっと厳しい。

そこで選んだのは、一番シンプルな「武蔵野油そば」(640円)。
最もベーシックな油そばだ。

特製の極太麺に、秘伝のタレ。
スープはない。
ネギとカイワレとナルトとのり、そして・・・

とろとろのチャーシューとメンマも。
これをすべて混ぜる。
まずは、そのまま一口。

でも油そばには、お酢とラー油は欠かせない。
たっぷりとお酢をかけ、ラー油も適度にかける。
そして、またかき混ぜる。

美味い。
B級の味が口中に広がる。
この極太麺、いい。
そばの量は並盛と大盛は同じ値段、W盛は+200円増しとなる。
私は大盛りにしてもらったが、これでちょうどいい。

通常、油そばの店では、麺の量にかかわらず定額というところが多く、並盛でも結構量が多い。
だが、この店では量がさほど多くなく、その分、値段が安い。
若者には物足りないかもしれないが、私のようなオヤジにはその量がいい。
やっぱり、私は油そばが好きだ。
食べログ評価3.49、私の評価は3.90。
「武蔵野アブラ学会」 電話:050-5595-9301 営業時間:11:00~23:00 定休日:年末年始
油そばを食べている間に、外は激しい雨が降り出した。

この後一旦帰宅し、妻と一緒に台風の準備。窓ガラスに貼る養生テープを買いに行ったが、どこの店もとっくに売り切れていた。
いざとなったら、マットレスを窓に押し当てて紐で固定することにしてテープによる補強は断念する。
ベランダの植木鉢を部屋にしまい、ポリタンクに水を満タンにした。
ラジオやローソクも用意し、明日の台風襲来を待つ。
テレビは、過去最強の台風が首都圏直撃と放送し続けている。
果たしてどんな台風がやってくるのか?
心して、待ち構えることにしたい。
ぶぶかとは別のお店でしょうか?なかなかジャンクでいいですね。(=^・^=)