5G

きょうは会社に顔を出してから、幕張のCEATECへ。日本最大の家電見本市は、技術の進歩に合わせIoT見本市に変身中だ。

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13時からのセミナーを聴くつもりだった。しかし、指定された会場に行っても、お目当てのセミナーはやっていない。「あれっ」と思って係員に聞いた。係員もよく分からない。

「明日だったか?」とふと思い、スケジュール表を確認した。やはり私の勘違いで、予約していたセミナーは明日の開催だった。「幕張まで来たのに」と、途方に暮れる。

「このセミナー、予約なくても入れますか?」と先ほどの係員に聞くと、入れると言う。折角来たのでその時間にやっている別のセミナーでも聞いて帰ることにする。

アメリカ大使館主催のセミナー。コムスコープというアメリカ企業の日本法人社長による講演だった。コムスコープというのは、無線やサーバーなどを世界中で幅広く扱う巨大企業らしい。スマートフォンの普及と通信の高度化により、近年世界中で通信量が飛躍的に伸びており、通信会社にとっては通信インフラへの投資が重荷になっていると言う。

そんな中、2020年の導入を目指し、世界中で開発競争が進められているのが5Gという次世代通信技術だ。これが実現する時には、今の1000倍の通信量に対応できるインフラが必要になるという。そのためにはネットワークの効率化、周波数の拡大、さらには通信ネットワークの統合が必要になってくると指摘する。5Gの研究開発は、日本のほか、米、欧、中、韓で進められており、日本では来年から実証実験が始まる。別の総務省主催の5Gセミナーも大盛況で、次なるキーワードは5Gになると予感させられた。

5Gが実用化されると、高精細な動画を自由に携帯端末に送ることが可能となる。放送と通信の垣根はいよいよなくなって来る。巨大資本に飲み込まれるのか、コンテンツの力ではばたくのか。テレビ業界には大きな分岐点となる。

 

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