有機ELテレビ

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長年使っていたプラズマテレビの調子がいよいよ悪くなってきたので、思い切って4Kテレビに買い替えた。

去年の12月にBSでも4K・8K放送が始まっているが、4Kチューナー内臓のテレビはまだ少ないのでもう少し様子を見る予定だった。でも、考えてみると映画などを4K画質で見るならば動画配信の方が適していて、それならチューナー内臓である必要はない。

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そんなことを考えながら、先週末近くのヨドバシカメラにテレビを見にいった。

買うなら液晶テレビではなく、有機ELテレビと決めていた。

「有機EL」というのは、有機エレクトロルミネッセンスという有機物が自ら発光する物理現象を利用していて、液晶のようにバックライトを当てて映像を映し出すのではなく、パネルが自ら発光することによって映像を作り上げるのだ。正直、私もよく理解できていないが、とにかくこれまでのモニターに比べて、圧倒的に明るく色鮮やかだ。

特に、黒がいい。

黒がしまっていると、映像全体がキリッとして見える。ハイビジョンと4Kの違いよりも、素人目には液晶と有機ELの違いの方がはっきりとわかるだろう。

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有機ELのパネルは、韓国LG電子の独壇場である。

売り場には、ソニーやパナソニックの有機ELテレビもたくさん並んでいるが、そのパネルは全てLGから供給を受けている。もちろんそのパネルに映像を映し出す技術は各社が独自に開発しているし、デザインや音響、アフターサービスなど個人の好みで好きなものを選べば良い。

だが、私は先日ソウルでLGの本社ビルを眺めてきたばかりなので、「これも何かの縁」と思いLGのテレビを買うことに即決した。

値段も日本製品に比べ5万円ほど安かった。

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私が選んだテレビには、「吉祥寺限定」「3/10(日)までお買い得!」と書かれたPOPが貼られていた。3月10日とは、私が見にいった当日だった。

別にこのPOPを見て焦って買ったわけではないが、このPOPが私の背中を押したことは間違いない。

店頭には、LGジャパンから派遣された社員さんがいて、私の質問に丁寧に答えてくれたのも購入を後押しした。

結局、22万円から1万円を値引きしてくれて、さらにヨドバシポイントが15%付いた。計算してみると、消費税込みで、17万8500円ということになる。予想していたよりも、有機ELテレビもだいぶ値段が下がっているようだ。

定価は40万円以上と表示されていたが、後で調べるとネット販売だと最低16万9600円で売られていた。来月には新型テレビが発売される予定で、この3月に買ったのはある意味正解だったかもしれない。

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買い替えなので、サイズの確認は重要だ。

これまで使っていたのは、日立のプラズマテレビ「Wooo」、もう16−17年も使っていたことになる。かなり長持ちした方だろう。

これまでは46インチだった。今度買うのは55インチだが、画面の縁(ベゼル)がほとんどない。そのため、比較すると高さは高さは4cmほど低くなるようだ。ただ横幅は7cmほど広くなるので、念の為いったん家に帰って今の場所に置けるかどうか確認してお店に戻った。

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そして今日、4K有機ELテレビが我が家にやってきた。

本当は翌日配達も可能だと言われたのだが、私が不在の時に届くのを妻が嫌がった。

我が家では、子供たちが使っていた古い学習机を2つ並べて、その上にテレビを置いている。有機ELはバックライトがいらないため圧倒的に薄く、テレビの前面にかなりのスペースができた。

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早速ネットにつないで、YouTubeで4K映像を映してみる。

やはり奥行きが違う。色も鮮やかだ。

レコーダーでの録画、再生も問題はないことを確認する。

リモコン操作にまだ違和感がある。ポインターとして、妙な赤い丸印が画面に出る。これは嫌いだ。消し方があるのかもしれないが、説明書には書いていない。またヨドバシカメラをのぞいた際に、店員に聞いてみよう。

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アマゾンプライムビデオも、内臓のアプリから再生することができた。

これまで使っていたアマゾンスティックはお役御免だ。

とにかく、私のテレビ環境はかなり改善された。

5G時代が始まる前に、まずは4K生活をエンジョイしよう。

 

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