<きちたび>「夫婦旅行はコンドミニアム」プラハ編 スタジオ・カレル・モスト

今回の東欧旅行。宿泊先は去年10月に予約した。

宿泊サイト「Booking.com」で比較検討して選んだ。やはりキッチン付きのコンドミニアムを中心に探した。その結果、プラハの宿として選んだのが「スタジオ・カレル・モスト」という屋根裏のちょっと変わったアパートメントだった。

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最大の特徴はロケーション。

プラハ観光の中心であるプラハ最古の石橋カレル橋の旧市街地側のたもとに位置する超レア物件だ。上の写真は早朝なので人がいないが、昼間から夜遅くまでこの広場が観光客で埋め尽くされる。正面に見える塔がカレル橋の橋塔である。

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この広場に面した写真右側の建物の屋根裏部屋に私たちは泊まった。建物の下をトラムが走るなんともプラハでもレアな物件だ。

建物の2階から4階までは「中世拷問器具博物館」という不気味なミュージアムになっている。時間があれば覗いてみようと思ったのだが、結局行く時間がなかった。

そして1階は土産物などを売るアーケードになっていて、そこに唐突にアパートにつながるエレベーターがある。まさに拷問博物館の入り口の隣だ。

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この写真も早朝に撮影したため誰もいないが、日中は行き交う観光客でごった返す通りに不自然にエレベーターの乗り場があるのだ。

治安上の理由により、夜中の2時から朝7時までこのアーケードは閉鎖され、私たちも外出できなくなる。

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エレベーターにさりげなく宿の名前を書いたシールが貼られている。

このエレベーターは特殊な鍵を使わないと開かないようにできている。そしてエレベーターの中でも同じ鍵がないと上の階には行けない。とはいえ、いつか変な奴が乗り込んでくるのではないかと心配になるような不気味さがある。

そんなエレベーターの先で待っているのが広々とした屋根裏部屋だ。

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エレベーターを降りるといきなり部屋になっている。1フロア1部屋だけ。左右に部屋が分かれている。

エレベーターを降りて左に行くと大きな1ルームで、リビング・ダイニング・ベッドルームを兼ねている。

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家具の配置は勝手に変えてしまったが、家具や壁の色、しっかりとした床材、とてもヨーロピアンで気に入った。屋根裏ならではの天井や窓の形状も異国情緒を演出してくれる。

反対側を見ると・・・

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大きなテレビ、小さなテーブル、そして広々としたキッチン。

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赤いタイル張りのキッチン。日本ではあまり選ばない色だ。電子レンジやオーブンも備え付けられている。

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そして大きな冷蔵庫。残念ながら洗濯機はなかったが、これだけあれば問題なく暮らせる。

このメインルームを出て、エレベーターの反対側には大きなお風呂。

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もし自宅にあったら水道代が気になるほどの大きさだが、そこは宿代に含まれているので安心して朝晩2回ずつ毎日ゆっくりとつかわせていただいた。

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一番奥には、広いがちょっと質素なトイレがある。当然ウォシュレットではない。

そしてこの宿の一番の売りはこちら。

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エレベーター脇の階段を上がると・・・

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街を一望できる屋上のプライベートテラスにつながる。

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屋根の上のかなり強引に作ったこのテラスからは素晴らしい景色が見える。

時差ボケのため、朝3時、4時に2人とも起き出して、夜が明ける前に朝食を食べ、そして朝7時にアーケードが開いて外出できる時間までの間、このテラスに出て朝の街を撮影した。

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最初に撮影したのがこの写真。8月10日の朝5時すぎだ。

まだ街灯がともり、尖塔の上に月が残っていた。

前夜、バタバタでこの宿に駆け込み、一夜明けて見たこの光景はプラハに到着したことを実感させてくれた。このテラスで撮った写真はまた後日まとめてみたいと思っている。

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この宿は、私も妻も今回の旅行で最高に気に入ったコンドミニアムだったのだが、難点がいくつかあった。

一つは、外の音がうるさいことだ。

建物の下を川岸の幹線道路が走っているため、車の騒音が上がってくる。特にトラムと呼ばれる路面電車が走ると騒音とともに細かい振動が建物を揺さぶる。

さらに、深夜から早朝にかけて多くの酔っ払いが大声で叫ぶ。まるでサッカースタジアムにいるような感じだ。実際、フーリガンのような男たちが夜な夜な群れをなして闊歩している。彼らの叫び声は朝の5時6時ごろまで続き、7時になると嘘のように街が静まり返るのだ。

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そしてもう一つ。先にも書いたが、夜2時から7時まで外出ができないこと。エレベーターは動くので下には降りられるのだが、アーケードの入り口のシャッターが閉まっていて外に出ることができないのだ。

夜間に変な奴が入ってこない安心感はあるが、火事でもあったらどうするのかと最初心配になった。万一の時に電話するとシャッターを開けてくれるという電話番号をもらったが、緊急の時ほど誰も電話に出ない可能性がある。心配すればきりがない。ただこんな変なルールがある宿だということは知っておいた方がいい。

さらに言えば、ホテルではないので、事前に管理会社と連絡を取り、鍵を開けてもらわなければならない。(詳しくはこちら「プラハの宿は観光名所カレル橋のたもとに建つ超絶景のコンドミニアムだった」を参照) チェックアウトも同様で、時間を決めて担当者に来てもらい鍵を渡す手間がかかる。

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夜、ベットからはこんな夜景が見える。プラハを丸ごと体感できるオススメの宿である。

料金は、予約時は2人4泊で6万8398円と出ていたが、実際には606ユーロ現金で請求された。ユーロ高もあって、およそ8万円、1泊2万円ということになった。

まあ、あの立地であの広さ、しかも特別のテラスもついて2人1泊2万円はリーズナブルだと思う。1室限定の物件なので、もしご興味があれば早めの予約がマストだ。

Booking.comの評価9.4、私の評価は9.6。

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<参考情報>

私がよく利用する予約サイトのリンクを貼っておきます。