<きちたび>3泊4日マルタの旅① 地中海のど真ん中にある小国マルタの不思議な奥深さ

ウィーン からマルタに飛んで3泊した。初めてのマルタ共和国、私にとって84番目の訪問国となる。

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マルタに行こうと思ったきっかけは塩野七生さんの本を読んだことだった。オスマントルコと戦った聖ヨハネ騎士団の拠点として要塞の島という特異な進化を遂げた。

そして1989年12月、ソ連のゴルバチョフ大統領とアメリカのブッシュ大統領がここマルタで会談し、冷戦の終結を宣言した。

「ヤルタからマルタへ」

生まれた時から東西冷戦が当たり前だった私にとって、マルタ会談は非常に感慨深いものだった。

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この歴史的会談が行われた場所を私も訪ねてみたいと思った。

しかし、会談はソ連のクルーザー上で行われたことをこの島に着いてから知った。実際には、冷戦終結という歴史的会談の名残はまったくと言っていいほど残っていない。

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一方マルタは、ヨーロッパ有数のタックスヘイブン(租税回避地)としても知られる。港には大型のクルーザーがひしめきいかにもセレブが好きそうなリゾートである。

しかし、やせた土地は作物を生まず、観光以外には収入を得る術を持たない国にとって金融という産業は貴重な収入源となっている。

最近では仮想通貨やオンラインカジノの世界的な拠点としても知られるようになった。

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一般にはほとんど知られない小国マルタ。

しかし去年、世界が注目する事件が起きた。朝日新聞の記事を引用する。

『「悪党だらけ。状況は絶望的だ」。マルタの調査報道ジャーナリスト、ダフネ・カルアナガリチアさん(53)が自らの人気ブログに書き込んだのは、10月16日午後だった。直後にレンタカーで自宅を出たところ、車に仕掛けられた爆弾が爆発した。即死だった。

パナマ文書をもとに政府の疑惑を追及した彼女は、欧州では知られた存在だった。政府の重要閣僚やムスカット首相の妻が中米パナマに会社を置き、マルタにエネルギー輸出を図るアゼルバイジャンの大統領の家族の会社から大金を受け取っていたと指摘。追い詰められたムスカット首相は今年6月、批判をかわすために前倒し総選挙に踏み切った。』

 

税を逃れたいセレブたちにとってはとても魅力的な国、マルタ。

世界には、我々の知らないお金のカラクリがいろいろある。

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騎士団が築いた要塞と乾燥した大地と大型クルーザーがひしめく港。マルタには、不思議な奥深さが満ちている。

なかなか魅力的な国だ。

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これからマルタを出て、イタリアのボローニャに向かう。

どうやらボローニャは雨らしい。今回の旅で初めての雨だ。

夏の暑さともしばらくお別れだろうか?

 

<関連リンク>

3泊4日マルタの旅

①地中海のど真ん中にある小国マルタの不思議な奥深さ

②“悪名高き”世界最大の格安航空会社ライアンエアーに乗るなら「 Flexi Plus 」が絶対オススメ

③首都ヴァレッタの「グランドホテル・エクセシオール」で素敵なリゾートライフ

④世界遺産の要塞都市ヴァレッタを一日中歩き回る

⑤騎士団長の宮殿で千年に及ぶキリスト教vsイスラム教の戦いを考える

⑥咲き誇るハーブを求めてゴゾ島への日帰り路線バス旅行

<参考情報>

私がよく利用する予約サイトのリンクを貼っておきます。